内容説明
弁護士のあなたのもとへ「この製品で,こんな事態になってしまった」と依頼者がやってきたら,どのように対応しますか? その日のために,製造物責任法の基本と最近の動向を,日ごろ消費者問題に携わる弁護士陣が,コンパクトにまとめました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
3
PL法に関する条文の解説と実務的な用い方に関する解説がなされている。条文解説は、単に表面をなぞるだけではなく、立法過程での議論や比較法的な視点も含めて解説されており、かなり突っ込んだ解説がなされている。実務的な用い方に関しても、証拠収集や関連団体等の説明もあり、実務という切り口から見た場合に参考になりそうな部分があった。視点としては、日弁連の消費者問題対策委員会による書籍だからか、消費者視点の記載が多いとは感じるものの、当事者としてどう考えるかという使い方をするのであれば、このような視点はありがたい。2020/03/25