- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
ロシアのウクライナ侵攻、米国のトランプ現象、激変の世界をネットワーク論から見通す
ユダヤ人が大切にする価値観は高付加価値主義とグローバリズムである。奇しくも21世紀の世界は、産業資本主義から情報を基軸とする金融資本主義、DX技術の進歩によるデジタル資本主義に分裂しようとしており、いわばユダヤ的思考様式や価値観が世界の潮流となりつつある。国際ビジネスの現場で、著者自身の眼で見てきた事実と、世界史的視野からユダヤ・ネットワークを立体視し、世界経済の深層に光を当てる。
はじめに――ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃
序章 ユダヤ人への基本考察――ユダヤを考える知のプラットフォーム
第1章 ユダヤ人との出会いと衝撃的体験
第2章 アメリカとユダヤ人――キリスト教シオニズムへの視界
第3章 欧州のユダヤ人――ロスチャイルド、ホロコースト、そして日本との微妙な関係
第4章 ロシア、ウクライナと東方ユダヤ人――エカチェリーナ二世の定めた居住区
第5章 21世紀のイスラエル――したたかな同盟国として、技術先進国として
おわりに――「ユダヤ化」する世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
獺祭魚の食客@鯨鯢
39
国会では相も変わらず野党党首が天下国家論でない些少な問題を人質にしてもっと大事な案件の審議を先延ばしさせようとしている。沖縄県知事は夜中にミサイル攻撃されてもあたふたとなす術もない。 「ソドムとゴモラ」を思わせる旧約聖書にある宗教戦争に巻き込まれないためには「旦那衆」として資金の供出し続けるしかない。 アングロサクソンが作り上げた化石燃料を基調とした近代主義社会から我が国だけでもパラダイムシフトすべきである。それには人口を適度に減少させてエコロジカルな生活をできるよう意識を転換するしかない。2023/11/22
Isamash
23
寺島実郎2022年発行著書。寺島が三井物産でIJPC(イラン・ジャパン石油化学)プロジェクトに関わった人間ということを初めて知った。それで国際的な面白い裏話を一杯期待したが、それは期待ハズレ。ただ、ユダヤ人関連の事柄を浅くだが、かなり網羅的には知ることが出来た。陰謀論花盛りのせいか、ロスチャイルド家の事実に即した歴史とかも、初めて聞いた様な。ただ残念ながら、今起きているイスラエル軍によるガザ地区空爆や侵攻の背景的な考え方は、本書読んでも分からず。ただ、政権基盤に極右的な勢力が有ることの懸念は書かれていた。2023/11/06
入道雲
13
戦後今までの日本を振り返る対照となるかもしれない、イスラエルとユダヤ人とそのネットワーク。著者の膨大な国際経験をもとにした本書は日本のこの先の生き方を考える観点の1つとなるだろう。また、ロシアのウクライナ侵攻までを書き記した本書だが、2023年10月上旬の今、ハマスとイスラエルはかつて無い大規模な戦争に入ろうとしている。本書の最後に書かれるイスラエルの生き残り戦略の転換になるのだろうか。2023/10/12
こちょうのユメ
9
著者が商社員時代から、ユダヤ・イスラエルの活動や思考哲学をつうじて「ユダヤ人」の意味をさぐる内容となっている。なかでもイスラエルの経済戦略が「最終製品志向の産業構造」と結びついているという考えが興味ぶかい。対照的に、日本は部品・素材産業に強みをもちながらも、総合エンジニアリングに欠けるという指摘には納得。日本の対米関係においても、単なる同調ではなく、イスラエルのようにしたたかに国益を追求する姿勢が必要と指摘する。ユダヤ人の歴史と現代の国際関係、世界的ネットワークの考察など学びの多い内容だった。⤵2025/02/23
とむぐりーん
7
若き日の寺島実郎氏が、三井物産のイランIJPCプロジェクトが、イラン革命、イラン イラク戦争のために頓挫し、大きな損失を抱える過程で、担当社員として米国に派遣され、イラン情勢の専門家であるユダヤ人の情報収集力のもの凄さに出会うシーンが生々しく描写されている。 古代ユダヤの歴史の中でマサダ要塞での壊滅的敗北を抱いて生きて来たユダヤ民族の凄さなどもあり、並のユダヤ問題解説書にない実体験から来るものが並行描写されている。 是非お読みになることをお勧めします。2023/03/24




