内容説明
戦後、高度成長、バブル、21世紀。時代ごとに変容しながらも、盛り場には常に欲望をぶつけあう人間たちがいた。
戦後闇市で暮らした人や、男娼、キャバレー王、芸者、興行師など11人の男女のオーラルヒストリーから浮かび上がる、もうひとつの日本現代史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ズー
16
最初から好きでこの世界に入った人、入らざるを得なかったが、好きになっていった人など…。この世界はとにかくタフじゃないとやっていけないし、そこで輝いてきたからこその、滲み出る魅力があると思った。どうしてもこれらの仕事全部、いやらしい男のためじゃないか!とも思うのだが、横田さん自身がそういった世界が好きという目線で読んでいけたので、ちょっと理解できた。なんでそんな辛い目に??逃げたらよかったのに!と思うけど、本人はあっけらかん。とにかく語ってくれることが、想像を越えていて面白い。2023/04/10
hitotak
12
長年夜の歓楽街で生きてきた人々へのインタビュー集。風俗嬢、男娼、芸者から性病外来の医師など多岐に渡り、非常に面白く読んだ。夜の街が性に合い、好きでなければできないと皆が口を揃えて言っているのが印象的で、辛い過去は語らず、堅実で、客あしらいも上手そうな方々ばかり。最近は貧困で体を売らざるを得ない、可哀想な女性たちのルポが目立つが、実際の業界ではあまり見かけないという。女性を使う立場の経営者たちも、裏社会とは距離を置いて程々に稼ぎ、女性たちからも感謝されているのに納得した。信用がないと続けられない商売だろう。2023/05/28
みかん
6
とても新鮮な気持ちで読めた。歓楽街で生きるって、貧困だったり、暴力や身売りなどで切ない可哀想な人達...それか自己責任って片付ける感じのノンフィクションばかりだけど、この書籍は好きでその仕事に就いた、好きでやっている、好きでやってきたという人達のルポ。_出版社とかテレビ局からは、可哀想な境遇な娘お願いします_取材したいので…と申し出があるらしい。2023/03/13
芋煮うどん
5
盛り場を誇りをもって生き抜いた人々の証言集。興味本位で読んでみたが、人間賛歌といってもよい。良書。2023/01/31
金平糖
4
B。2023/12/26
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