内容説明
世界にジャズは溢れてる!ジャズ入門書の決定版。音楽に囲まれて育った耳の肥えたあなた、いまこそ最強の音楽ジャンル、ジャズを知ろう!多種多様な音楽にジャズは忍びこみ、楽曲の骨格を支えたり、可能性を広げたり。そして、耳をすませば、TVから映画、ラーメン店のBGMにまでジャズが溢れている。知れば知るほど、楽しめる音楽、それが“ジャズ”。本書を読んで、ジャズを自由に楽しもう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
路地
49
現代ジャズから遡るようにモダンジャズを聴き始めた自分にとって、簡潔ながら体系的にジャズの歴史を教えてくれる素晴らしい一冊。一度読み通すだけではなく、気になるアーティスト・曲に出会う度に読み返して楽しめそう。東京出張で監修者の後藤さんのお店「いーぐる」に伺えたのも良かった。2023/06/26
ジャズクラ本
18
素人が独りで聴いているとJAZZに限らず物事はどうしても偏りがちになるが、氏のように生業としている方の文章は客観的に見られていて面白かった。しかも僕はJAZZを体系的には聴いてこず、感覚的なものに頼っていたのでお勉強にもなりました。ただ、コルネットがトランペットより鋭いとはどういうことか??コルネットの方がまろやかなハズだが。。僕が間違っているのか誤植か、あるいは弘法も筆の誤りか。。まあ、そんなことは良いとして1度い~ぐる詣でしたくなった。ベイシーも早く再開してくれないかな。この本、深みにハマる劇物です。2023/03/14
nao1
9
四谷のジャズ喫茶いーぐるのオーナー様の著書。大いなる情報量で内容も信頼おける指標。マイルス・デイビズは私にとんがりすぎていてしんどいのですが、彼の功績がすごいことは知りたかったので本書であらためて整理することができて良かったです。(個人的にはジム・ホールのジャズギターなどの穏やなクラッシックよりのジャズが好み)。ジャズはノラ・ジョーンズとサッチモが同じジャンルであるという謎音楽で入門といってもかなり多岐にわたる解説が必要なんだなと感じ入りました。2024/03/02
訪問者
6
ジャズの歴史、スタイル、キーマン、スタンダードを分かりやすく解説している。特筆すべきは「21世紀のジャズとジャズマン」の章で、カマシ・ワシントン、ブラッド・メルドー、狭間美帆、ゴーゴー・ペンギンといった面々は面白そう。2023/09/24
horabook
4
★★★★★:Apple Music で聴きながらの読書。これまで何気なく雰囲気でジャズを聞いてたけど、こうして体系的に整理されたものを読んでみると全体の流れやアーティスト間の関係性がイメージできて面白かったし、何より新しい発見が沢山あって非常に充実した。1回読んで終わりはもったいないので、引き続き手元において今度はもう少しじっくり聴き比べしようと思う。こうしたことがスマホ1台あればできる手軽さはとてもありがたい一方でこの手軽さがゆえにひとつひとつの作品をじっくり堪能できていないのもまた事実なので。2024/03/30