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内容説明
ある日曜日のこと。道のはしっこに、小さな屋台がひとつ出ていました。屋根には「クッキー屋」と書かれています。屋台をやっていたのは、「この町の人間たちを、なみだのクッキーで不幸にしよう」とたくらんでる魔女でした。そこへ、文句を言いながら女の子がやってきました。女の子はリコという名前で、「おばあちゃんはおかし屋さんを始めてから忙しくなって、リコの話を聞いてくれなくなった」と怒っています。そこで魔女は、「なみだのクッキー」を作るよう、リコにすすめました。「なみだのクッキー」は、クッキーにカラフルな粒をまぶして、怒りや悲しみなどの不幸な気持ちをこめて振るとできるクッキーです。そして、そのなみだのクッキーを食べると不幸な気持ちになり、なみだが出るというのです。おばあちゃんのことが嫌いなわけではないリコは、少しためらいますが、なみだのクッキーを作り、おばあちゃんに渡すためおかし屋さんに向かいました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
38
のろいアメシリーズの新刊が出ていたのに気づき借りてきました。早速娘が食いつき、珍しく「読んで~♡」何それ、かわいいんですけど。話もかわいかったです。…私が作るお菓子はあまり美味しくないので「なみだのクッキーだ」とか言われます。腹立つわ~。2023/05/11
おはなし会 芽ぶっく
9
シリーズ4作目。悪い魔女ですが、やっぱりお友だちは大事なんですね。2023/05/13
Giraffe Teacher
7
この魔女キクだったのか... 最初は聞くはあいちゃんが好きじゃないと思ったけど全部読んでからキクはあいちゃんと仲がいいとわかった。 魔女みならいのキク先に読んだから意味がわかった。2024/03/11
遠い日
5
シリーズ5。シリーズでいちばんの情緒ある作品だと思います。魔女は歳を取らないから見た目は変わらないけれど、こんなに時間が流れていたのだなぁとしみじみ。アイちゃんの面影は変わらないなぁ。心根も変わらない。おばあちゃんになってもだいじにしている思い出と人がいる魔女、本当はいいやつなんです。「幸せ」ということを魔女はちゃんと知っているじゃないの!2023/01/22
Rabbit Teacher
3
やっぱりさみしくなることをやる方がさみしくなる。2024/03/22