内容説明
一九八二年、駆け出しのライターだった僕を雇った男は、闇の出版ビジネスを支配する首領だった―。「裏本」を生み「裏本」と心中した八〇年代のカリスマ「村西とおる」と女たち。そして伝説の写真誌「スクランブル」。時代の徒花「裏本」の興亡とアンダーグラウンドカルチャーを、あつくスキャンダラスに描くノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナツ
4
裏本の全盛期の話をメインに村西とおるのパワフルさや無茶苦茶さが物凄く伝わってくる。振り回された、雑誌スクランブルのスタッフ、著者本橋氏が気の毒に思えた。、2020/03/14
ユリ
1
勢いのある大きな流れを目撃・体験した著者の青春。2010/08/11
pudonsha
0
村西とおるの出版業進出は結果的には失敗した。しかし、東販・日販の取次独占を崩そうとしたところからも分かるように、彼が出版ビジネスの本質を見抜いていたことは確かだ。そして、現在に至るまで、取次の独占は継続したままである。2011/11/26
hikarunoir
0
こういう経済学の本なら大歓迎。2009/09/28
すまた
0
素晴らしい!2009/02/19