中公文庫<br> うぽっぽ同心十手綴り 女殺し坂

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中公文庫
うぽっぽ同心十手綴り 女殺し坂

  • 著者名:坂岡真【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 中央公論新社(2022/12発売)
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  • ポイント 280pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122072978

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内容説明

無骨だが情の深い元同心が辻斬りに遭った。この世に未練をのこした死に顔に、遺された妻女の無念は募る。臨時廻り同心の長尾勘兵衛は、下手人をあげるべく探索を始めるが、その相手は……。十手持ちには越えてはならぬ一線があり、覚悟を決めねばならぬ瞬間がある。正義を貫くため、勘兵衛は巨悪に立ち向かった。傑作捕物帳シリーズ第三弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

74
ぶっそうなタイトルだけど、うぽっぽ同心シリーズのこれまでの作品で一番良かったかも。うぽっぽ同心がなんでこんなに恰好いいんだってくらいに魅せる、魅せる。時代劇ドラマをそのまま見てる感覚。「女殺し坂」の最後の意外な真相が面白い。「濡れぼとけ」の夏に加賀藩から江戸に運ばれる氷の話、殿様の氷を溶かしてしまった罪で切腹とはすごい時代だなと。そして、最後にうぽっぽ同心の失踪した妻がいよいよ出現。娘を置いて突然の失踪の真相が判り始めて…。どうなる?!この作品、ホントに好きだわ。2023/05/10

ぶんぶん

26
【図書館】うぽっぽシリーズ第3弾! 相も変わらずひょひょうと難事を裁いて捕る、うぽっぼだが最終のストーリーでは「静」らしき人が現れる。 いよいよ、完結かと思われたが、ラストで肩すかしをくう。 これは無いよと、ガッカリした、まだまだシリーズが続いているのは判っている。 しかし、新刊で読んでいる読者には、はた終わるのでは?と思ってしまう。 全編「静」のエピソードなのだから・・・とあれ、次巻も読んでしまうのだろう。 相変わらず「季節感」は上手く使っていると思う。2023/02/28

のじゃもじゃ

2
人情味がありいつもひょうひょうとしているものの、巨悪は許さない。綺麗ごとだけで済まさないのがいい。そして消えた奥さんの消息も!まだ決着は着いていないので次作が気になります。2023/04/22

風鈴

2
初めてのシリーズ本3巻目とか。飄々とした臨時廻り同心の長尾勘兵だがその実、正義を貫き、人情に熱く鋭い頭脳剣も凄腕だ。忽然と消えた妻静を深く思い続ける夫だ。巨悪に怯まず闘う若くはないのに凄い。最後の篇で静の存在が明らかになるが勘兵と行き違いの歯がゆさ。勘兵の元には戻らないのか。シリーズが続いていくだろうが今後は彼女がどう生きていくのか。2023/04/10

Masayoshi Arakawa

0
20230503 図 読了です‼️2023/05/03

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