メディアワークス文庫<br> 暗闇の非行少年たち

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メディアワークス文庫
暗闇の非行少年たち

  • 著者名:松村涼哉【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049147605

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内容説明

少年院から退院した18歳の水井ハノは、更生を誓いながらも上手く現実に馴染めず、再び犯罪に手を染めようとしていた。そんな時、SNSで「ティンカーベル」と名乗る人物から、ある仮想共有空間(メタバース)への招待状が届き――。
 空間に集う顔も本名も知らない子供たちとの交流を通し、暗闇にいたハノは居場所を見つけていく。だが、事情を抱える子供たちのある“共通点”に気づいた時――、謎の管理人ティンカーベルが姿を消した。予想もつかない事態へ、ハノたちも巻き込まれていく。

子供たちを集める謎の管理人ティンカーベルの目的とは。更生を願い、もがく少女が見つけた光は、希望かそれとも――?
鳴りやまない反響に20万部突破 『15歳のテロリスト』の著者が放つ、新たな衝撃ミステリー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

37
少年院から退院したものの、上手く現実に馴染めずにいた18歳の水井ハノ。そんな時SNSでティンカーベルと名乗る人物から、ある仮想共有空間への招待状が届くミステリ。空間に集う顔も本名も知らない子供たちとの交流を通して、少しずつ居場所を見つけていくハノ。しかし事情を抱える子供たちの共通点に気づいた時、思わぬ事態へ巻き込まれていく展開で、恵まれない境遇ではどうしても上手くいかないこともありますけど、やり直す機会を得ることができた時に、きちんと居場所があって、それを見守ってフォローしてくれる存在はやはり大切ですね。2023/02/03

あゆ

31
暗闇の非行少年たち これを読んではじめに思ったのが真ニくんってほんとに悪いことしたのかなっていう点。ネバーランドの世界って楽しそうだなって思った。カノンの過去についてもやりすぎ感はあるけど同情はできる2023/07/04

きたさん

20
現代日本に生きる若者が関わる社会問題を描くことに定評のある作者の今回のテーマは、「罪を犯した少年が、更生し社会で生きていくこと」。タイトルからも察せられるように、これまでの作品にあったようなミステリー要素、エンタメ要素は少なく、直球で社会問題を投げてきたように感じました。現実社会でもちょうどこのテーマのようなニュースが取り上げられていて、偶然にもより一層切実さを持って読むことになりました。まずは知ること。知った上で考えること。そして、行動すること。それが、彼等らと同じ国で生きる私ができることなのかな。2023/02/06

りこ

18
今回の話も深くて、心に刺さるものでした。こんな空間が実現したらいいと思う。人の幸せを願える人でありたい。2023/05/19

響月

15
もうこれは社会問題なんだろうな~ 私が知らないだけでネットで見る限りの情報では 行き場を失った子供たちが夜な夜な集まる場所が現実にあるんだもんね... ネバーランドみたいな仮想現実のVR空間があれば、全てのとは言えないけれど救われる子達が増えるのかもしれないね! 2023/10/29

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