内容説明
19歳で人知れず故郷の村を出た名家の一人娘・常石文江。東京でデザイナーとして成功を収めた彼女が7年ぶりに帰郷すると、穏やかだった村の様子はすっかり変わっていた。なんと文江は殺されたことにされ、犯人と疑われた幼馴染の青年が自殺、その一家が離散していたのだ。文江は真相解明に乗り出すが、彼女が動き始めた矢先、村では原因不明の火災、駅長の死、幽霊騒動など、次々に不審な事件が発生。文江自身にも危険が迫る。平和だった村は、私がいない間に一体どうしちゃったの……!? 傑作ユーモアミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
24
19歳で故郷を出た文江、7年たちデザイナーとして成功した彼女が帰郷すると彼女は幼馴染に殺されたことになっていて…。死んだと思われてた人間が7年ぶりに現れたことで村はちょっとした騒ぎになったり事件が。7年前の真相、そして現在の事件の結末。面白かった。2023/08/10
ぱりぱり
11
★★★☆☆2024/09/14
tetsubun1000mg
10
赤川次郎氏の本を読むのは何年ぶりだろう? いや何十年ぶりのようだ。 導入部分が鮮やかであっという間に引き込まれていく。 村の名家の娘が、若くして婿を取らされそうになり失踪するというストーリー。 一番の驚きは解説を書いた新井素子さんによると、原作は1983年に書かれたという40年前の作品だという。 最近も新しい作品を出されているがリバイバル作品なのだろうか? ちょっと気になるので調べてみよう。 2025/04/08
真夢
9
携帯電話の類いが全く登場しないと思ったら80年代の作品。相変わらず読点が多くて読みにくい。ストーリーは早送りかのように素早く進んで行く。早すぎてついて行けなくて、結局あの事件を起こしたのは誰?と読了したあとに頭に?がたくさん浮かんだ。この方の作品が何か受け付けないなぁと思っていたのだが、やたらとカップルで事件を解決したり、寝床で事件の顛末を恋人に話したりするシーンがよくあるからかな。何か恋人がいるのが当たり前みたいな押し付けがあるなぁ。2024/06/25
ポケット
7
「田園殺人事件」として刊行され、改題されて文庫化された。以前は赤川作品を読み漁っていたが、ここのところ、爽香シリーズしかよんでいなかった。殺された女が帰ってきたとはどういう事と気になって手にした。変わらず読みやすかった。2024/08/12
-
- 電子書籍
- 華流ドラマガイド Vol.8 コスミッ…
-
- 電子書籍
- くるみひな Classical X ギ…
-
- 電子書籍
- マンガでわかる 赤ちゃんができたら知っ…
-
- 電子書籍
- 夢幻∞シリーズ 百夜・百鬼夜行帖72 …