内容説明
僕は周りの人たちにシュンと呼ばれている。
でも、この国の戸籍にそんな名前の人物はいない。
だから人を殺しても構わない。
僕は名前のない殺人鬼なのだ――。
弁護士の李子からの依頼に従い、嗜虐的な趣味をもつ男に女装して近づき次々と殺害していく、戸籍を持たない少年・シュン。
ある日、彼らの平穏な日々を揺るがす驚愕の相談者が現われる!
若く美しい連続殺人鬼の自らの人生との対峙を端正な筆致で描き上げる、著者渾身の長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
18
美しい女装男子が自分の面倒を見てくれている弁護士の女性の駒となって殺人をして…。ひたすらエログロの話でした。その割には印象に残らないかな…。残念。ここのところ大石圭先生のエログロホラーを読んでもあまり『面白い!』と感じなくなった気がします。2023/05/07
takewoody
8
久々の大石圭の新刊!! いつもの残虐、グロい性描写ありの大石圭ワールド!! 読みやすくStoryに惹き込まれたが、驚く展開はさほどなく 少し物足りない。2023/01/10
金色
4
綺麗な殺人鬼の成長物語。2023/02/04
くろねこ
4
ただただ気持ち悪いだけ…2022/12/27
あやふる
3
帯に惹かれて購入。思っていたのとは少し違いました。話も平坦な感じで、するっと読めたと思います。正しい殺人とは……色々考えさせられました。