潮文庫<br> ここが終の住処かもね

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潮文庫
ここが終の住処かもね

  • 著者名:久田恵【著】
  • 価格 ¥1,530(本体¥1,391)
  • 潮出版社(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784267023767

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内容説明

シングルマザーとして奮闘してきたカヤノは、
70代の今、都会から移住した「サ高住」で気ままに暮らしていたが……。
個性的な住人たちとのやりとり、
娘や息子との関係、予期せぬトラブル、ときめく出会い。
風光明媚な丘陵地の「サ高住」を舞台に、いまどきシニアの日常生活を軽妙なタッチで描いた物語。

月刊「パンプキン」連載時から話題を集めた小説の単行本化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei

122
70代のシングルマザーが、都会から移住したサービス付き高齢者住宅でのお話しです。作者のほぼ来た道、2人の子供を抱えて離婚のフリーライターであること、その子供は、フリーターと独身、両親の介護を20年やってきたこと、などを赤裸々に小説仕立てにしている。というのも、長年、朝刊で週1のエッセイを連載していて、お馴染みだからです。ただ、各々のサ高住エピソードに、多少の脚色はあれど、なかなか意見したり、泣いちゃったり、と忙しい。家族や他人に煩わせられることなく、自分本位に生きる、もう生きてもいいでしょう、が清々しい。2023/07/05

machi☺︎︎゛

110
サ高住、サービス付き高齢者住宅「ピラカンサ」を終の住処として選びそこでの生活を謳歌するカヤノ。だけど長く住み始めると見えてくる人間関係や思ってもみなかった落とし穴。人生とは寂しさを抱えて生きていくもの。今はまだ高齢者ではないからピンとこない事たくさんあったけれど70、80代になってこの本を読むと今はなかった気付きがあると思う。2023/04/12

ネギっ子gen

82
【♪ケ・セラ・セラ なるようになるさ 先のことなど 判らない~】友人曰く「あなたの選択してきた人生を見ると、離婚してシングルマザーになったり、転職したりして、一見、決断力があり、潔い人ねえ、と思われがちよね。でも、私から言わせると、最初の思い込みだけで、衝動的に向かい風に突っ走るヤツ」であるカヤノを主人公に、風光明媚な丘陵地の「サコージュ」で繰り広げられる人間模様。個性的な住人たち、子どもとの関係、予期せぬトラブル、煌めく出会いと恋心――。アクティブシニアの本音と暮らしをリアルに描いた快作。面白かった!⇒2023/08/22

よつば🍀

70
自然豊かな丘陵地に建つ「ピラカンサハウス」正式名称はサービス付き高齢者向け住宅、略して「サ高住」。自分の意思で入居者達と距離を取れ、空気が綺麗で、食事の心配もいらない。毎日生存確認もしてくれる。こんな場所で穏やかな老後を過ごすのも悪くない。物語は都会からこの地へ移住して来た70代のカヤノを中心に展開していく。年齢と共に人間関係の煩わしさから解放され、精神年齢も実年齢に合ったものになると信じていた私だが、カヤノを見ていると人生そう甘くはないと思い知らされる。シニア世代のリアルな本音に共感しながら楽しく読了。2023/01/23

ミナミハハ

61
70代のカヤノは過疎地の高齢者住宅に移住する。気ままに暮らしていくつもりだったが、入居者は個性的な人ばかり。人は年を重ねても穏やかにはならず、性格も個性も価値観の違いも際立っていくらしい。シニアの日常生活がリアルに表現されていて興味深い。人生100年時代。選択肢の1つを知る事が出来た。ボケず健康であれば…♡2023/02/03

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