内容説明
農業や医薬、電子・電気機器といった、さまざまな分野で、ノーベル化学賞に輝いた研究が利用され、私たちの暮らしを支えています。意外かもしれませんが、ノーベル化学賞は私たちにとても身近な存在なのです。
本書は、近年の日本人受賞者の研究を中心に取り上げ、ノーベル化学賞を受賞したさまざまな研究の内容や、どんなところが画期的な発見だったのかなどを、一歩ずつわかりやすく解説します。
「結局、なにがすごいの?」と疑問に感じている方から、「研究内容を詳しく知りたいけど、ニュースの解説だけでは物足りない」と思っている方まで、文系理系問わず、ノーベル化学賞の研究内容を詳しく知りたいと思うすべての方におくる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
d2bookdd
20
日本人受賞テーマを中心に、"わかりやすく"まとまっていると思います。ただ…、すぐに忘れてしまいそう!忘れた時には、再び本書で思い出そう。2023/05/13
トムトム
19
日本人が歴史に残るすごい事をしていますよー!しかし、一般の人にそんな話をしても無関心です。本で書いても興味のない人は読まない。ネットの情報だけでなく、紙の本を読むと面白いよ♪2023/06/05
鯖
18
ハーバー・ボッシュ法について知りたくて手にとる。分かりやすい漫画を読んでから該当部分を再読したので、わかりやすくてよかった。初読時は化学式の羅列でダメになりそうでした…。アンモニアは窒素と水素でNH3までしかわからんて。すごいところを解説とのタイトルのせいか、どんなものにでもある功罪の罪のほうについての記載はほとんどなし。そこも含めて読みたかったので、やっぱりもうちょい専門的な本を読まねばならんのか。参考文献もガッツリ載っててよい。チャート式化学もあった。2024/07/15
つーちゃん
13
ごめん全然分からなかった。(こちら側の問題)理系全般弱すぎて、たまにこういう親切なやつ読むんだけど分からんのよね…親切に教えてくれるのに応えられないのつらい。理解できる人スゴイ。2023/02/11
乱読家 護る会支持!
6
本書が取り上げているノーベル化学賞は、、、 ⚫︎アンモニアを合成し、食糧危機を掬う「ハーバー・ボッシュ法」 ⚫︎分子と分子を簡単にくっつける「鈴木・宮浦カップリング」 ⚫︎タンパク質の質量をはかる「MALDE」 ⚫︎サッカーボールみたいな分子フラーレン ⚫︎電気を徹す分子ポリアセチレン ⚫︎小さくて軽くて大きなパワーのリチウムイオン電池 ⚫︎クラゲから得られた緑色に光るタンパク質GFA ⚫︎鑑の世界の分子を作る不斉合成法 ザックリと最先端の化学工学を理解するには良い本と思います。 2023/04/02




