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内容説明
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本書は、組織や社会の「ルールの法則性」に焦点を当て、「ルール作りの基礎教養」ともいうべき新しい概念(=ルールデザイン)を、独自の切り口(=数理モデル思考)から構築するための一冊です。
幼稚園のお迎えに遅刻した保護者に罰金を科したらどうなった?
道路の混雑状況をドライバーに知らせたら渋滞が逆に悪化した理由は?
野生のコブラを減らすため報奨金を出したら逆に増えた。なぜ?
発展途上国の小学校で教育水準を上げた意外な方法とは?
各家庭に毎月、近隣家庭の平均的な電気使用量を知らせたらどうなった?
一見すると予想不可能な 人の行動 。
「RULE DESIGN」「数理モデル思考」という2つの視点で、そのメカニズムを解き明かします。
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ななほし本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
18
ルールを作る時の失敗が具体例を元に書かれていて、作ることの難しさや、どうすれば良かったのかをざっくり学べる。文章が平易で読みやすいし、きちんとした論拠が示されてるので納得感がある。グループでのブレストは無意味どころか逆効果なのか、、実感はあったけど20年以上前から言われてたんだなあ。。2024/03/13
Tenouji
15
今は、こういうルールの失敗事例も、分析されて、まとめられているんだな。この内容で、社内規定などを見直すとどうなるんだろうか。というか、品質部の基礎知識になると思うんだけど…2023/01/15
conegi
9
数理モデルで〜とあるが、実際には数理的な面は薄く、具体例を挙げるなとして、ルール造りの指標としては大変分かり易い。集約すると、「ルールは改善を前提とした設計にして、指標を測定し、改善しましょう」と言うことになるが、そのための手法、手順、アンチパターンが紹介されているので実践的な内容になっている。業務でも役立ちそう。ただKindleだとやや読みにくいので、紙を買い直す事も検討する。2025/01/11
Don2
9
ルールづくりにまつわる種々の成功/失敗事例を集めて整理した一般向け総説論文といった趣の本。全体に数学があまり出てこないこともあり、あまり題名に反して、あまり数理モデルという感じはなかった。また、これを踏まえて、じゃあどういうルールを整理すればいいの?というところは、本書の内容を読者側が今一度消化しなおす必要がありそう。何事も、Dont'sは多くあれど、Dosを整理するのはなかなか難しいですね。2023/12/28
リットン
9
面白かった。数理モデルというくらいだから、もっとかたい系を想像していたけど、集団心理や行動経済学的な内容が中心で、事例も多くて読みやすかった。また、章立てがシンプルなのも読みやすかった。結局、ルールは失敗する(予想外は起きてしまう)から、すぐに修正ができるようにフィードブックプロセスを設計して適応的なルール作り(ルール作りづくりとでも言うべきか)が大事というのはなるほどなと思った。開発プロジェクトとかでアジャイルって言われるのと共通しているな2023/04/01