内容説明
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ジェンダーギャップの基本を図解でわかりやすく解説した入門書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
24
企業者及びサラリーマンに向けたジェンダーの入門書。学生向けではないが、改めて噛んで含んで分かるように説明している。ジェンダーギャップ指数については経済と政治分野の不平等に目が行きがちだが、女性の高等教育在学者率も156か国中110位と低位である。これは短大の存在が影響しているという。また、東大京大の女性在学者も低い割合であるという。性別役割分業が女性の就労を妨げることや家事育児能力のある男性が結婚相手の条件として望まれていることなど、ジェンダー研究のポイントを抑えるのに役立つ。簡単に読めるのでオススメ。2023/01/25
田中峰和
5
ジェンダーをキーワードにしているが、男女にかかわらないハラスメントの章が参考になった。セクハラやパワハラは浸透したワードだが、カスハラやパタハラは聞きなれない言葉だった。カスハラはカスタマー・ハラスメントの略で商品やサービスに欠陥がないのに、いちゃもんをつける客側の言動。ジェンダー同様、相手を同格にみていないところから察精する差別意識が根底にある。パタハラは男性が育休をとる申請をすると上司が文句をいうケース。弱肉強食などといわれたのは野蛮な時代の話。ジェンダーに限らず、弱者への配慮こそ成熟の証といえる。2023/04/01
さくら
4
【図書館本】ジェンダーが学校の教科書に掲載されたのは1994年から。『イクメンを撲滅しよう』は大いに共感。『保育園は子どものセーフティーネット』はなるほどな観点。少子化の時代に子どもが増えた明石市の事例。やはり明石市か。ニューワード『マンスプレイニング=男性が女性に対して偉そうに説明する「君は知らないだろうけど…」(大抵は知らないふフリをして聞いてあげていることが多い)』あるあるある!それが話を早く切り上げられる処世術だからと思っていたけど、これもハラスメントとは…。2023/02/18
アレックス NTー1
3
ちょこちょこ内容の中で、ん?と思う場面もあるがザックリ分かりやすいジェンダーについての本。まだまだ過渡期にあってこれが正しいとも言えず探り探りの状態なのがよく分かる。これまた数年もすればまたアップデートしていくのだろう。2023/02/28
するめ
1
【図書館】2023/01/18