内容説明
ジョージ・シーモア公爵は、エリン・チャーチ伯爵令嬢と結婚した。没落寸前のシーモア公爵家への援助と引き換えの、純然たる政略結婚。公爵家として屈辱的な婚姻であったことや、他に愛するひとがいたジョージは、なんと結婚初夜の寝室で、嫁いできたエリンに向かって白い結婚であることを言い渡してしまう。しかし、この婚姻に不満があったのはジョージだけではなかったようで、エリンは平然とこう返した。「あら、そう。それは渡りに船だわ」エリンはチャーチ伯爵の庶子であり、生まれ育った劇団の存続を盾に強要され、腹違いの姉の代わりとして嫁がされてきたのだった。この日より、エリンによる公爵家の改革が始まるーー。公爵夫人を完璧に演じきり、領地経営を立て直せ!舞台女優エリンの華麗なる復讐劇、ここに開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イカまりこ
6
KU いつもだったらヒーローとヒロインって書いとけば名前をわざわざ書かずとも、どんな話か思い出せるのに、これは登場人物が多いし人間関係、時代経過が複雑。貧乏公爵家に金持ち伯爵家の庶子であるヒロインが姉の代わりに政略結婚しにいって初夜を拒否されるとこから始まる。突っ込みとこ多すぎ。とにかくむかつくキャラ多くヒロインが尻拭いするんだけど、じゃあヒロインがかわいそうか?っていうと、そこまでヒロインに魅力感じてないのでどうでもいいw ヒーローがいるのかどうかを知るために読んで、知ったとてモヤッとする話w2023/03/12
かける
2
伯爵の庶子主人公は公爵家に嫁ぐが、初夜に白い結婚を言い渡される。利害が一致した主人公は3年後の離婚までに公爵家を立て直す。立て直していく中で、復讐を果していくのがいい。主人公の結婚等は唐突すぎたかな2024/03/31
菊地
2
「頭が悪い白い結婚宣言」したキャラクターがなし崩し的に「許されて」結局主人公とくっつく、という展開にモヤっとすることがあったので、駄目な公爵と結ばれること無く、かといって雑にザマァ展開になるのでなく駄目な奴は駄目な奴なりに割れ鍋に綴じ蓋の相手と結ばれるという展開には安心感を感じましたね。 まさか1巻で一気に人生を駆け抜けるとは思わなかったし、「主人公の相手役」については唐突感があったけど、まあ、これはこれでまとまっていたので納得しています。2022/12/26
帝
1
1って付けるのはまだ続けようとしてるの?完結してると思ったんだけど…。2023/06/14