創元推理文庫<br> 図書館司書と不死の猫

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創元推理文庫
図書館司書と不死の猫

  • 著者名:リン・トラス【著】/玉木亨【訳】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 東京創元社(2023/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488586072

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内容説明

愛妻を亡くし、ケンブリッジの図書館を定年退職したばかりのわたしに届いた、不思議な猫についてのメール。なぜか人の言葉をしゃべるその猫は、死ぬたびに生き返る数奇な半生を送ってきたらしい。おまけに猫の飼い主は行方不明になっていて――。本を愛し、へらず口をたたき、永遠の命を生きる猫。その周囲で起こる不可解な事件。メールに綴られた出来事は現実か、創作か。わたしは好奇心をくすぐられて調査に乗り出すが、その先には意外な展開が待ち受けていた。元・図書館司書と謎に包まれた猫が織りなす、ブラックで奇妙で、なのに心躍る物語。/解説=金原瑞人

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

70
日本では猫が二十年生きると“猫又”になると云われるが海外の猫は“猫に九生あり”として死から生き永らえる度に不死に近づくようだが、この残酷さ!これはもう化け猫と云って過言ではない。物語は元司書に依って綴られていくが、彼がその途中に出会った博士とのやりとりにやきもきさせられるようにEメールのフォルダの読み取りから、博士との会話、メールでのやり取り、対決の時の成り行き任せ…読み手の自分もその進行具合に真綿で首を絞めるようなもどかしさを感じてしまう。猫好きには魅力的なタイトルだが中身はと云えば外した感は否めない。2023/02/24

カムイ

38
リン・トラスは初でほぼジャケ買いでした、外れても猫好きのカムイは納得するのである。とても面白い読み物で作者の博覧強記や他の小説、映画、戯曲、そして猫の行動原理などが頗るよく翻訳としては読みやすくはないが思わせ振りな言い回しを使いミステリーにしているが全体像にはホラー仕立てにしている、元図書館司書に届いたメールで思わぬ展開発展してしまうのである。ここで読み進めてある小説を思い浮かべたのがアン・ライスの【夜明けバンパイア】である猫である、この小説でも言及をしているの不死の猫のキャプテンのおぞましい巨大猫が→2025/07/21

Yuri

15
本屋さんでジャケ買い🐈‍⬛死なないネコと不思議な縁で出会ってしまうのは、定年退職後の元司書。構成が複雑でなかなか物語に入り込むのが難しかったです。ブラックで奇妙と言う帯の説明は私にはそんなに感じられず。2023/07/09

4
図書館や書店が舞台の作品が好きなので期待して読んだけど、私にはわけわかめでした。なんか入り込めなかった。難しい。2023/05/29

蝸牛

3
#読了 #読書好きな人と繋がりたい  推しのイラストレーター(@INFINITYDinnov1 )さんが表紙を担当した、ということで購入した本。 猫に九生あり、とか猫は魔女の使い魔だ、とかそういう迷信が基になったストーリー。ちょっとホラーでちょっとミステリーで、ゾクッとしながら楽しい本でした。続編翻訳求む。2023/02/06

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