日本経済新聞出版<br> 巨大債務危機を理解する

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日本経済新聞出版
巨大債務危機を理解する

  • 著者名:レイ・ダリオ【著】/伴百江【訳】
  • 価格 ¥5,280(本体¥4,800)
  • 日経BP(2022/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 1,440pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296113668

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内容説明

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世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者にして、2008年の金融危機を予見した伝説の投資家レイ・ダリオ。世界的ベストセラーとなった著書『PRINCIPLES』では、「世の中では同じことが何度も何度も繰り返し起こる」と説き、そのパターンと因果関係を理解すれば効果的に対応するための《原則》を学べると唱えた。

本書は彼の哲学を債務危機や金融危機に適用し、危機が起きるパターンと因果関係を過去100年間、48のケーススタディーから徹底研究。今後の危機を未然に防ぎ、発生した危機を乗り越えることを目的に、彼が研究した「テンプレート(枠組み)」を3部構成で解説する。

歴史上、何度も繰り返されてきた債務危機や金融危機は、いかなるサイクルで起きるのか。危機が生じるパターンと危機の背後にある因果関係を正しく理解することで、私たちは来るべき危機に備えることができる。金融危機を勝ち抜いたレイ・ダリオが、投資家、政府関係者、債務危機に関心をもつすべての人に向けて書いた、市場と経済を理解するための最高の1冊。

目次

序章

第1部 大規模な債務サイクルの原型
大規模な債務サイクルの原型
典型的なデフレ下の債務サイクルの各段階
インフレ下の不況と通貨危機
典型的なインフレ下の債務サイクルの各段階
一時的なインフレ下の不況からハイパーインフレへ
戦時下の経済
まとめ

第2部 詳細なケーススタディー
ドイツの債務危機とハイパーインフレ(1918~1924年)
米国の債務危機とその対応(1928~1937年)
米国の金融危機とその対応(2007~2011年)

第3部 48のケーススタディー
48の債務危機
主として自国通貨債務危機(デフレ下のデレバレッジ)
主として非自国通貨債務危機(インフレ下のデレバレッジ)

付録:マクロプルーデンス政策
経済用語集

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

46
著者は2008年金融危機予見した世界最大ヘッジファンド創業者。投資哲学に基づき過去100年間における世界各国48事例の債務・金融危機を検証、危機防衛策を考察。バブル定義は①価格割高②更なる価格上昇が織込済③強気市場心理が支配的④借入が高水準⑤将来価格上昇が投機対象に⑥新規投資家の市場参入⑦行き過ぎた金融緩和。市況はバブル→ピーク→不況→美しいデバレッジにて循環し、適切なマクロプルーデンス政策と秩序だった企業破綻が重要と説く。巨大サイズで500頁超の書籍だが事例が具体的かつ過去100年事例が網羅され有用。2023/10/15

タキタカンセイ

4
世界最大のヘッジファンド代表として修羅場をくぐってきた著者が、歴史上の出来事から現在進行形の現象まで「巨大債務危機」を細密に分析した本。大恐慌やドイツのハイパーインフレはぼんやりとしたイメージとしてしか知らなかったが、これを読むと政府や中央銀行がどんな「対策」をしたのか、しなかったかがわかる(と言ってもおおざっぱにしか理解できなかったけど)。‘危機をうまく切り抜けられなかった国に誕生するポピュリスト政権‘という記述に唸る。装丁も巨大な本なのでご注意を。2024/05/07

kuu

3
ヘッジファンドのキング?が、過去にあった債務危機の原因を詳しく解説して頂ける非常に有り難い書籍。完全に理解するのは難解だが、全体を掴む程度に理解できれば、と思い読み進めた。ドイツのハイパーインフレの記載はとても印象に残った。なんとなくは知っていたが本当に?という感じがあり今までは半分空想のお話のように思っていたが、ここまで具体的な説明があると、改めて現実なんだと思い知らされ、日本は大丈夫?と思ってしまった。対外債務が少ない間は心配いらないだろうが、このドイツの例を教訓に少しでも未来をヘッジできればと思った2023/08/16

煎茶

2
第一章大規模な債務サイクルの原型のみ読了(第二章以降はケーススタディーだったので)。「今何が起きているのか」をわかりやすく解説してくれている。債務危機とは、債務それ位自体&債務の返済コストの拡大スピードが、所得の伸びより速いときに起こるもので、その結果デレバレッジを引き起こす(→不況へ真っ逆さま)。日本の財政政策が今何を狙っているのか、と言うのも間接的に解説してくれている本。なお、ハイパーインフレ時の投資にはいくつかの基本原則があり、例えばその国からお金を引き揚げること、商品(コモディティー)を買うこと、2025/12/21

トダ―・オートマタ

1
かなり、大きく厚く難解な本。 債務危機のテンプレート ドイツのハイパーインフレ、大恐慌、リーマンショックの詳細 48のケーススタディの流れになっている。 バブル、ピーク、不況、デレバレッジの順で債務危機が起こるがそれに政府、中央銀行が適切に対応できるとは限らない。 リーマンショックはかなりうまくやったケースらしい。 危機の時にやりがちな間違いは、「緊縮財政」「銀行を罰する」と思った 債務危機はインフレ下のほうが厄介である 2024年現在の日本株はバブルの兆候7つのうち5つ満たしている?2024/05/30

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