講談社+α新書<br> 坂本龍馬を英雄にした男 大久保一翁

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講談社+α新書
坂本龍馬を英雄にした男 大久保一翁

  • 著者名:古川愛哲【著】/得丸知子【その他】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2022/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062726245

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内容説明

官軍の志士も畏怖し続けた徳川幕府最大の頭脳。龍馬も海舟も西郷も桂も師と仰いだ士(サムライ)。船中八策も大政奉還も日本国存続に命を賭けた直参旗本の発案だった!

大久保一翁とは何者であろうか。軍艦奉行となった海舟の活躍で、諸藩にその名と思想は知られていた。薩摩の家老・小松帯刀、西郷隆盛、大久保利通、長州の木戸孝允(桂小五郎)、周布政之助、土佐の坂本龍馬、公家の岩倉具視など、幕末維新の数多の傑物が揃って大久保一翁に期待し、一翁が幕閣に登用されれば、「討幕を止める」とまで声を揃えたほどである。 討幕派の西郷や大久保、木戸からも一目置かれ尊敬されていたことは、幕末維新の複雑な政局を知るうえで、一翁その人を避けては通れないことを意味する。一翁の最大の功績は、幕府の中枢にありながらも、私心を捨て、広く意見を聞き、深く洞察して結論を出すと、その主張を公言して憚らないことにあった。そのひとつが諸藩の重役や志士を驚かせた「大開国論」である。

●一翁に心酔する志士たち
●大政奉還の裏で進む謀略
●江戸城開城までの真の主
●「慶喜斬るべし」に悩む西郷
●江戸城総攻撃延期の真実
●無禄覚悟でごった返す駿府輸送船
●あだ名は「もののふ」
●昇進は受けても昇給は受けず
●要職復帰後5日でまたもや罷免
●隠居後も幕府の知恵袋

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

11
幕末の英雄として名高い坂本龍馬だが、彼の実績の多くをオリジナル・戦形成の高さと定義しているものが多い。だが、行動力の高さはともかく、アイデアマンかどうかは疑わしいのが最近の定説だ(信長の楽市楽座、既に行われていたというのと同じ)実は龍馬の考えの多くは既に提唱されていた、しかもそれは敵方である幕閣の中にいた。本書では、なかなか光が当たらない幕府方・大久保一翁を取り上げた1冊。幕末ダイジェストになってしまい、中身が薄いのが残念。一翁にもっと焦点を絞って欲しかった。2015/11/24

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