昭和史の核心

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昭和史の核心

  • 著者名:保阪正康
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2022/12発売)
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  • ISBN:9784569853697

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内容説明

日本人の心情と生活の根底には、鎖国時代に培われた実利主義が延々と生きている。しかしその伝統的実利主義を放棄してしまった時代があった。勝つ見込みのない戦争に突入した、昭和前期である──。戦争の悲劇が生まれた根本的な原因に迫るほか、令和の為政者が昭和史から学ぶべきこと、「報道されなかった東南海地震」「ローマ字社会になりかけた日本」などの昭和史秘史を紐解く。さらに、東京帝大時代に100メートル走の未公認世界記録を出した外交官藤井実、翼賛政治会を議会で批判した中野正剛など、語り継ぎたい日本人についても取り上げる。 (目次より)●「抽象的理想」の蔓延が日本の危機 ●永井荷風の虚無 ●報道されなかった東南海地震 ●ローマ字社会になりかけた日本 ●スターリンの北海道出兵計画 ●台湾の指導者の日本観 ●昭和天皇の摂政時代 ●「昭和8年」の警告 ●あさま山荘事件――戦前と戦後 交錯の瞬間 ●特攻に反対した部隊長 ●議会人の誇りを示した中野正剛 ●驚くべき世界記録を出した藤井実 ●自衛隊を出動させなかった赤城長官――60年安保 ●「半藤史観」継承へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ごいんきょ

12
とても読みやすく、主張も共感できるものでした。2023/08/10

CTC

10
22年12月PHP新書。初出は「この十年余」の毎日・信濃毎日・共同通信配信の各紙という。 出先で…昔は大変繁盛していた書店の変わらぬ店構えに釣られて入ってみたものの、絶望的な品揃えと閑古鳥の鳴きっぷりに驚きつつも手ぶらでは出られずにこの本、というわけだ。著者の最近の薄味新刊に嫌気がさしていたのだが…疲れている時はこれくらいがちょうどいい場合もある。新聞ネタであるから、加計学園問題などアベ政治絡みのネタも多い。正味1時間弱の暇つぶしに1,100円は高いかなぁ、やっぱり。2024/08/06

昼寝

0
現代日本論とつながる昭和史。2023/02/19

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