江戸の給与明細

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江戸の給与明細

  • 著者名:安藤優一郎
  • 価格 ¥980(本体¥891)
  • エムディエヌコーポレーション(2022/12発売)
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  • ISBN:9784295204800

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内容説明

※本書はリフロー型の電子書籍です。

【武士と庶民のお金大百科】

いつの世も他人の収入や給料は気になるものだが、江戸時代に生きた人々の収入・給料はどれほどのものだったのか。
上は将軍から下は名もない町人・農民まで、その格差は非常に大きかった。
身分や職業でもまったくちがっていたが、それまでの時代とは異なり、江戸時代に入ると、収入・給料を推定できる文献が数多く残されている。
場合によっては、その明細までわかる場合さえある。
本書は、そんな江戸の給与明細について五つの切り口から迫るものである。
江戸の人々の懐事情をよりよく知ってもらうために、米や土地などの値段を手がかりに、先人たちの給料を現代のお金に換算した。
金1両を12万円と設定したが、江戸時代の物価と現在の物価と比較する場合、何をもって指標とするかでまったくちがう数字が出てしまう問題がある。
さらには、当時は金貨・銀貨・銭貨という三つの貨幣が同時に流通していた複雑な社会であり、正確には推定できない。あくまでも大まかな目安である。
現在の円に換算された金額を知ることで、時代劇を見たり、時代小説を読んだりする際、江戸のお金事情が身近に感じられるだろう。

〈本書の内容〉
■第一章 江戸時代人のお金事情
■第二章 有名人の給与明細
■第三章 武家の財テク
■第四章 才能ある商人
■第五章 庶民の商才

〈監修者プロフィール〉
安藤 優一郎(あんどう・ゆういちろう)
歴史家、文学博士。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に小社刊行『幕末の志士 渋沢栄一』をはじめ、『賊軍の将・家康』『お殿様の定年後』(以上、日本経済新聞出版)、『越前福井藩主 松平春嶽』(平凡社新書)、『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』(以上、彩図社)、『大江戸の娯楽裏事情』『江戸の旅行の裏事情』(以上、朝日新書)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

51
面白かった。著者は歴史家で文学博士の安藤優一郎氏。いつの世も他人の収入や給料は気になるもの。将軍様から名もない町人・農民まで、江戸時代に数多く残された文献から推定された収入・給料を詳細に比較検討した貴重な一冊。第一章は支配階級である武士階級の給与、第二章は江戸時代の著名人たちの収入、第三章は幕府や藩が駆使した財テク、第四章は豪商のビジネス手法、第五章は庶民の収入増のためのナミダナミダの切ない実情についてまとめています。翻って、私自身の収入もぼちぼち増やしたいなと思いました。2024/09/05

noko

2
金一両を12万円に設定している。将軍家のお金事情は、3代目の家光までは潤沢だった。でも少し傾き始めたのには訳がある。1657年の1月に明暦の大火があった。江戸は灰になった。江戸城も西の丸以外全焼した。街も6割燃え、死者10万人。七億円以上のお米を供出して、お粥を作り人々に振る舞った。復興優先したので、今までの貯金に手をつける事になった。歌舞伎役者、8代目市川團十郎は凄く人気だった。でも千両役者になる前に、自死してしまった。初めての千両役者は、芳沢あやめで、元は男役だったが女形になり、傾城と言われる美女に。2024/05/27

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