内容説明
芸にかける情熱、名だたる落語家を輩出した師匠としての側面、談志亡きあと変容していく立川流への憂い……。「家元(談志)が生きていたらどんな批評をするだろう」。落語好きの青年として出会い、不世出の名人・立川談志に請われ、立川流の顧問を務め、談志亡きあとの立川流と落語会を見つめる、渾身の回顧録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
qoop
6
長く立川流顧問を務めてきた著者が、間近に接した談志の人柄を伝える。談志没後に顧問を辞めた経緯や現在の落語会に触れた部分も読み応えあり。特に、年齢とともに好みの落語家が変わっていく様子は分かる気がする。そういう意味では良い時期、良いタイミングで談志と付き合っていたとも言えるのかも知れない。立川流に距離を置いたとはいえ、著者の鑑賞歴を踏まえるとらく次師や一部の二つ目への期待値の高さは興味深い。2023/01/01
ざび
3
ちょっと鼻につくところが玉に瑕2023/02/17
はかせ
2
表紙の写真にすべて集約されるところ。なくなって12年余か。どうしてあの一門はこうも胃もたれするほどはなしが長いのか。まったくそう思う。家元のはなしが元とはいえもう少しかりこんではなしてくれる人もいてほしい。2023/06/05
もと
0
うん2023/05/28