内容説明
カント/プラトン/マルクス・ガブリエル/和辻哲郎/ニーチェ/ヴィトゲンシュタイン/ハイデガー……
世界最高の知の巨人たちの
「思考の型」が1フレーズですっきりわかる
物事を考えるとき、哲学は広い視野と長いスパンでアプローチします。日々進行している出来事に対して、一歩身を引いたうえで、「これはそもそもどのような意味なのか?」と問い直し、世界をどうみたらいいのか、新しいメガネを考案するのです。(中略)
本書では、2500年にわたって、哲学が提案してきた思考のメガネをご紹介しますので、皆さんもぜひ試してみてください。驚くような発見ができるのではないかとひそかに期待しています。(「はじめに」より)
『MBA100の基本』に続く、23万部突破のベストセラーシリーズ、最新刊!
目次
はじめに
<Part1 人生の本質を知る>
Introduction 哲学:哲学とはどんなものか
Chapter 1 人間:人間とは何か
Chapter 2 知識:何を知りえるか
Chapter 3 道徳:何をすべきか
Chapter 4 幸福:何を望んでもよいか
<Part2 真理を探索する>
Chapter 5 宗教:何を信じるか
Chapter 6 世界:世界は謎に満ちている
Chapter 7 自然:自然をどう理解するか
<Part3 正解のない世界を生きる>
Chapter 8 制度:見える制度、見えない制度
Chapter 9 社会:他人といかに共生するか
Chapter 10 歴史:歴史をどう生きるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やましん
8
トップポイントで概略だけ確認。トップポイントで概略だけ確認した本はトップポイントのまとめ方が微妙なだけかもしれないが、本書もいまいちまとまりの無い本書という印象。古今東西(ただし東を除く)の哲学者の概要を紹介しているが、類似した書籍である「史上最強の哲学入門」の方が哲学史の流れや各哲学者の対比があって分かりやすい。色んな入門書を読んでみたくてそのうちの1冊ならいいのだろうが、入門書1冊だけで済ませたいのならあえてこの1冊にする理由は無いだろう。2023/08/21
ロドニー
2
哲学の100の項目をワンフレーズで構成し、哲学のテーマを網羅的にカバー。よく出てくる言葉を比較して定義を振り返り意味では分かりやすい。ただ登場してくる人物の時代背景や、時系列的な繋がりといった基礎的な理解が読者にないとパッチワーク的な知識にとどまってしまうのでは?受験での世界史や日本史の暗記知識に終始してしまう可能性はあるな、と。ベーシックな哲学の流れを読んだ後で読むのがベター。2023/01/03
けんじー
1
哲学について網羅的に読むと全体像が理解できる。メモを取るときに、哲学者の生まれ年や国を調べた。そうすることで、なぜその哲学者かそのような考えに至ったかが、なんとなく理解できることもあり、歴史との掛け合わせで読む醍醐味を味わった。2023/08/05
ゼロ投資大学
1
太古の昔から人類が積み重ねてきた哲学の思想の流れを知ることができる。哲学は前提そのものを疑う学問です。哲学は、自明だと思われ、疑われなかったことに対して、あえて疑いを入れるのです。さらに、思想の徹底性も大きな特徴で、形成された概念に従って徹底的に見ていこうとします。2023/07/03
やまうち
0
⭐︎82023/07/08