あなたはどこで死にたいですか? - 認知症でも自分らしく生きられる社会へ

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あなたはどこで死にたいですか? - 認知症でも自分らしく生きられる社会へ

  • 著者名:小島美里
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 岩波書店(2022/12発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000615501

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内容説明

85歳を過ぎると4割,90歳を過ぎると6割の人が認知症になると言われます.住みなれた我が家で死にたいと願う人が多いけれど,超高齢社会を生きる私たちは,認知症になることを前提にどこで最期を迎えるかを見定めなくてはなりません.そのために必要なサービス,かかるお金,そして介護保険制度の限界と今後を考えます.

目次

まえがき――あなたは「どこで死にたい」ですか?
第1章 認知症のある人が〝地域で生きて,地域で死ぬ〟ということ
1 在宅介護サービスを受けて,一人で暮らすとは?
2 介護サービスを受けながら家族と暮らす,施設で暮らすとは?
3 現場から見た,施設入居を決めるタイミング
第2章 〝住み慣れた家で暮らし,死んでいく〟を,どう支えるか
1 ひとくちに「認知症」と言っても,種類も症状もさまざま
2 小規模多機能型居宅介護は,在宅生活を支える〝切り札〟か?
3 介護サービスをいつからどう使えばいいのか
4 本当のところ,〝在宅ひとり死〟に必要な人手とお金は?
5 一足早く,ともに生きることを選んだ人たち
第3章 認知症になっても,介護保険が使えない!
1 保険料を払っているのに,利用料が高くて介護サービスを使えない
2 介護保険は〝黒字〟なのに,サービスが抑制され続けている
3 有効求人倍率四八倍! 訪問介護の絶滅は秒読みに入った
第4章 住み慣れた家で最期まで暮らせない,今の制度とは
1 介護〝保険〟とは,そもそも介護〝事故〟に対応するものなのに
2 介護保険は介護のためで,医療のためではないはずだが
3 国が言う〝住み慣れた地域〟は,〝住み慣れた家〟ではない
4 介護保険は二〇年で前進せずに,後退してしまった
5 全世代型社会保障という〝甘い罠〟が招く〝苦い未来〟とは?
6 コロナ禍で起きた〝在宅療養〟という名の〝放置〟が,介護でも
第5章 〝年を取ること/死ぬこと〟を肯定できる社会に
1 〝ピンピンコロリ信仰〟全盛の社会とは
2 〝介護保険〟ではなく,〝介護制度〟そのものを見直す時が来た
3 住み慣れた街で,地域の人たちとともに生きる
あとがき――安心して死んでいくために
NPO法人「暮らしネット・えん」のこれまで
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

66
【どんな最期であれ、人生の終わりが悲しく辛いものであっていいはずはない】住みなれた我が家で死にたいと願う人は、当然ながら多い。超高齢社会を生きる私たちは、認知症になることを前提に、どこで最期を迎えるかを見定めなくてはならない。そのために必要なサービスや金額、介護保険制度の限界と今後を、現場の実態に即して考えた書。<ままならない人生を誰もが懸命に生きてきたのですから、最期ぐらいは温かい気持ちで死にたい。安心できる場所で、清潔なシーツの上で、/死ぬ瞬間は一人でもいいけれど、せめて3日以内には発見されたい>。⇒2023/06/21

yumiha

43
「老人はカネとヒマがある」という某ツイッターの発言は、その方の御両親あるいはご親戚だけのことだろう。まだ元気で動ける健康寿命と平均寿命には、昔も今も約10年の差がある。ちゅうことはその10年間は、ヨロヨロ状態で介護保険に頼って生きなければならない。その介護保険が、いかにあてにならずお金が必要なものであるのかという現実を介護事業をされている著者が示してくれる本書。自宅であろうが施設であろうが、ビンボー人の私には尊厳なんてない老後。何より医療保険の補完にされてしまっている介護保険の現実が許せない。2023/04/06

Mc6ρ助

16
介護なんて社会保障の対象で「まさかのときたろう」な保険って可笑しかろう、と思っていた爺さまがトコトン馬鹿だった。介護保険料を所得に応じて払っていながら、利用料の負担が所得や貯蓄で変わるって、それで施設入居費用が毎月68千円も高くなるケースもあるんだって。どんどん保険でサービスを受けにくくなってるし、サービスの担い手がドンドン足りなくなっている。日本の政治がトシヨリを向いてでワカモノを軽視してるなんてウソばっかり、なべて国民は税金(、保険料)を吸い取り、オトモダチがピンハネする対象に過ぎないのだった。2024/08/17

ochatomo

11
著者はNPO法人を立ち上げて介護事業を行っている 介護保険は黒字であるがサービスが抑制されて在宅で必要な援助が行えないこと、膨らむ医療保険を補う役割となっているおかしさを挙げる すべての人が必要なサービスを利用できる社会を目指し、井手英策さんが唱えるベーシック・サービス論が紹介されて興味深かった 2022刊2024/02/22

joyjoy

10
介護保険制度、20数年の間にこんなとんでもないことになっていたとは。そもそも介護サービスを保険制度にしたのが、その他の社会保障もすべて保険制度にしていくための足掛かりだった?とは。と、読んでいてショッッックの連続。年をとること、死ぬこと、介護、自立、、、もっと自分ごととして考え、関心を持たねば。そして、使えない制度は見直そうよ、変えていこうよ。 タイトルから想像していた内容とはちがったけれど、これは読んでよかった。問題に物申してくれてきた著者に感謝。2024/07/25

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