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内容説明
いまケアの場が病院から在宅を中心とするものへ,すなわち病院で完結する医療から,完治の難しい病気と長くつきあっていく医療へと変化している.その中で患者や周囲を取り巻く人々や専門家ではない人々がケアの担い手として,新しいつながりや新しい仕組みをつくっていく「コミュニティヘルス」が日本社会の中で広がっている.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
はじめに
第1章 コミュニティヘルスとはなにか
1 「健康」と「コミュニティ」
2 日本のコミュニティヘルスの源流―長野県佐久モデルに学ぶ
第2章 コミュニティヘルスの現場から見えるもの―「役割づくり」の秘訣
1 命が輝く時をつくる―大崎市「穂波の郷」
2 いきいき百歳体操―高知発,住民と行政の新しい介護予防モデル
3 「暮らし」を支える保健室
4 コミュニティの資源を発掘する―幸手団地の取り組み
第3章 コミュニティヘルスのある社会へ―鶴岡市での地域連携の試み
1 緩和ケアのプロジェクトが地域を変えるまで
2 コミュニケーションを支えるツールとは
3 からだ館の挑戦
4 みらいの世代への贈り物
終 章 クロストーク●コミュニティヘルスを実現する方法―藤本晴枝,中村伸一,秋山美紀
参考文献
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
10
EP新刊棚。コミュニティヘルス(CH)とは、当事者が自分の健康や幸せを実現し、コミュニティ(構成員が役割を持って活躍できる場)も豊かになる営み(2頁)。健康とは、生活の全体像を捉え、失ったマイナス面よりも残されたプラス面を見ながら、その人らしい生き方を最期まで実現していくこと(15頁)。エンパワーメントとは、プロセスや経過といった動的な状態(17頁)。第3章では、市民も一緒に支えていく地域づくりの重要性が語られる(153頁)。地域現場の事例豊富に、説得力がある労作。ケアは結局、自分が自立、自律あってこそ。2013/12/05
うさこ社長
1
★★★☆☆「コニュニティ」の「ヘルス」につき、総論的、俯瞰的に見るとともに、いくつかの事例で地域包括ケアシステムと絡めて説明した、わかりやすい本だと思います。しかし、逆説的にはなりますが、こうしたフィールドワークとともに、少し先鋭的でもいいので「これからの理想の地域医療のあり方」といったものも併せて論じてあればもっと面白かったかなと思います。そのためにはやはり全体的に医師を活用してほしかったなと思います。2018/03/26
楢崎政也
0
2度目の読了。仕事柄、地域コミュニティを再構築していく必要性を感じる。単なる情報共有ではなく、相互関係性の文脈を共有できる地域ネットワーク。2014/01/08
Masa
0
本の中でのコミュニティヘルスをサッと定義し、実践の紹介から実践を促す書。医療者の視点が前提かと。 医療者視点を根底に持ちその壁を越えていこうとすればハマる。2020/06/05
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