内容説明
人類究極の目標である「幸福」。
誰もが知っているこの概念を、誰もが誤解している。
お金持ち=幸せ? 孤独は不幸? ネガティブ思考は厳禁?
すべて間違いだ。
それを科学的に証明するのが、「幸福学」という学問。統計学や心理学、脳神経科学など、
文理を問わずさまざまな知見を動員し、「幸福な人」の条件を多角的に研究している。
本書では、そうして導き出された「幸福の条件」を、対話形式で凝縮。
幸福学の第一人者・前野隆司氏に対し、1人の青年が、「怒られ覚悟」でさまざまな疑問をぶつけていくうちに、
幸福にまつわる誤解が溶け、明日からすぐ実践可能なメソッドの数々も身についていく仕組みだ。
「自己啓発書を何冊読んでも変われなかったのに、本書で変われる根拠は?」、
「モテなくても幸福、というのは無理があるのでは?」、
「恵まれない人に比べたらじゅうぶん幸せだろ、と言われたらそれで終わりでは?」、
「さすがに幸福学のメソッドで年収アップまでは無理でしょ?」。
青年の面倒くさい問いの数々に、幸福学はいかに答えを出すのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西
12
もう一つ響かなかった。二人の会話による形式をとっているのは読みやすさを求めたのかもしれないが、私には相性が良くなかった。私が求めているものと、作者が書こうとしたターゲットが違うからかも2023/01/28
ひめぴょん
6
著者は幸福学の研究家。幸福の定義、恋愛、仕事、お金、友人関係のテーマごとに対話形式で書かれています。「自己開示」は重要だと強調。ただ、他の本では聞くことの重要性を言われることが多いので、しゃべりすぎる傾向のある自分を戒めることが多いです。 幸せの4つの因子①「やってみよう!」因子。「自己実現と成長」の因子。目標を持つ。②「ありがとう!」因子。「つながりと感謝」の因子。感謝する。③「なんとかんる!」因子。「前向きと楽観」の因子。楽観的でいる。④「ありのままに!」因子。「独立と自分らしさ」の因子。他者と自分を2023/02/18
ヨハネス
6
「自己開示するといい」が言いたいことだそうだ。それが幸福につながることはあるかもしれないけれど、そうすると孤高を楽しむ幸福の説明がつかないのでは。夫婦間でのNG行動「1人格攻撃2見下す3自己防衛的態度4感情的になって相手や対話を拒否する」は夫婦以外でも基本的対人ルール。問題解決の場で1人称複数で話す、は覚えておきたい。生きがいは「1好きなこと2得意なこと3社会が必要とすること4収入を得られる」の重なったところにある。自分には一つもないと思う。強いて言えば「単純作業」なんだけど、それでいいのか。2023/01/23
サウナを愛する市川市民
1
自己開示と利他の心 前野先生の著書で必ず出てくる 幸せの4因子について やってみよう ありがとう ありのままに なんとかなる を実践するにつきる 2023/08/12
味見
0
幸せになりたい人へ!末尾のTips集からは、何かしら幸せになる習慣のヒントが見つかりそう。2024/01/09