内容説明
氏子の発案で、小烏神社で「虫聞きの会」を開くことに。鈴虫や蟋蟀 の声を聞きながら皆でお月見を楽しんでいたが、医者の泰山が気になることを口にする。江戸で不眠に苦しむ患者が増えているというのだ。数日後、以前泰山に命を救われた元芸子が竜晴を訪れ、ある扇子を手に入れてから、毎晩同じ悪夢を見ると訴えるが。流行り病か、それとも怪異か。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
55
小烏丸の本体はどこにある?記憶は失っていても夢ははっきりしていて、しかも目覚めると内容は忘れていても懐かしさのような感情だけが残る。平家の物語の儚さとリンクさせながら進んで行く雰囲気が好きだ。2023/01/08
ぽろん
34
シリーズ物とは気付かず、読んでしまった。どおりで、背景がいまいち、掴みきれなかったけど、付喪神達や玉水と竜晴とのやり取りが愉しくて、サクッと読了。悪夢の元の鵺との対決は、次巻に持ち越し。竜晴や天海の呪を施し、因を結ぶ姿がかっこいいな。2023/02/17
ちゃいろ子
32
1冊ずつ完結しているようで実は強大な敵が背後にいるようで、、。 江戸の町の人々を悩ます悪夢から始まり、、 ここでも平家物語が大切な役割を。 歴史好きにはいろいろたまらぬ。 あっという間に読めちゃうので大変(笑) 増えていく愛すべき付喪神たちがツボ。 貘と鵺、へーーそうだったんだーと改めて。2024/06/09
月夜
4
シリーズ6。はじめての「謎の持ち越しあり」作。今までよりもなんとなくしみじみ感じ入った。玉水の存在が社の雰囲気を柔らかくさせてる。竜晴もより人としての感情を表出するようになったし。小烏丸の失くした記憶と平重盛との絆もそろそろもっと顕にしてほしいよ。人と付喪神、妖や霊それぞれ異なる「時」の概念。切ないな。今よりもずっと季節は身近であったろう…「二十四節季」大切にしたい。(感じるにはだいぶ温暖化やら環境が…守る心がけからかな)2024/07/17
きよみオレンジ
3
わがままな女性の幽霊だと思った。鵺の事は解決していないから続くのか?自分の不眠も解決して欲しい。2023/06/21
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