金子みすゞ詩選集 雨のあと

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金子みすゞ詩選集 雨のあと

  • 著者名:金子みすゞ【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 春陽堂書店(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784394990147

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内容説明

日々がつらくなった時こそ
金子みすゞ

金子みすゞは、1903(明治36)年に山口県で生まれ、大正中期から昭和初期に活躍した童謡詩人です。彼女の残した作品には、こまやかな気づかいの優しい言葉が溢れています。「私」の存在や、小さな動植物に対する愛情、悲しみなど、現代に生きる人びとに大切なこころのありかを教えてくれます。いつの間にか忘れていた小さな幸せ、生活する喜びにもあらためて気づかせてくれるのです。本書では金子みすゞの名詩を47編収録。金子みすゞを知るきっかけとなる一冊となります。

【本書のポイント】
■時代を越えて親しまれる作品群
「こだまでしょうか」「私と小鳥と鈴と」などの詩で知られ、今も読み継がれる詩人・金子みすゞ。ACジャパンのCMで作品が流れ話題にもなりました。そんな金子みすゞが2023年4月11日に生誕120周年を迎えます。言葉に対する感受性が鈍化しつつある現代。瑞々しい詩の言葉を読み、作者の想いを想像し、私たちに「言葉とは何か?」を考えさせてくれるとともに、童謡の魅力も再発見できます。

■大切な人に贈りたい、言葉たち
本書のテーマは「雨のあと」。読者のみなさんの曇った気持ちや悩みが軽くなり、「こころの雨がやんで、晴れわたっていく」。そんな想いを込めて47編を収録。春夏秋冬24時間いつ読んでも、どこのページから開いても、味わい深い作品です。朝起きた時、通勤前、夜寝る前、一日一詩でもそれぞれの生活スタイルで楽しめます。詩を読んだ時、あなたのこころに思い浮かんだ「誰か」。そしてその「誰か」に伝えたい、みすゞさんの言葉が溢れています。

■風合いのある用紙
本書の本文用紙は、雨上がりの土をイメージして半晒クラフトの「クラフトペーパー ハーフ」を使用しています。どこか懐かしい記憶を呼び起こされる優しい手触り、使い込んだような色とナチュラルな質感が魅力の用紙です。強度も高く、ラッピングや封筒などのさまざまな印刷物で使用されています。プレゼントにぴったりの佇まいのある商品です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

224
生誕120年。母娘関係や自然との関わりを、時に優しく時に斜に構えて、リズミカルに描写します。「私と小鳥と鈴」など、人それぞれの個性を大切にしています。 「私と小鳥と鈴と」 私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥は私のように、 地面を速くは走れない。 私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のように、 たくさんな唄は知らないよ。 鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、みんないい。2023/06/26

かめりあうさぎ

18
初読み作者様。いくつかの有名な詩の一節は知っていましたが作品集を読むのは初めてでした。気取らない言葉の中に、少女らしい瑞々しさや、彼女なりの生き辛さなどがこめられているように感じました。人間を含めた生き物や自然に対する優しい眼差しを温かく受け止める柔らかい心を忘れてはならないと思いました。2024/03/28

カール

15
金子みすずさんの詩集を新刊の棚で見かけて、懐かしくて思わず手に取りました。大正から昭和初期にかけて書かれた詩だけど、古さは全く感じず、心にふっと刺さる言葉が綴られている。2023/01/08

grassbigsky

0
いつだっかた、上戸彩主演の金子みすゞ物語を観た。みんなちがって~の詩は知っていたが、金子の人生については知らなかったので彼女の人生を想い涙する思いだった。つらい生活の中からどうして温かい言葉が生まれるのか。金子の詩はすべてのものに公正、公平。小鳥と私を同列におくだけではない。物であるすずも同列なのだ。そして、つねに弱いもの、虐げられるものに暖かい目が向けられる。いや、強者の心情にさえ暖かい手が差し伸べられる。だから読む人すべての人の心に軽やかな空気が流れるのではないだろうか。2023/02/22

錆びた標識

0
すごく切なくなった。少女の心の中を覗いてるみたいで、見てはいけないもの(とてもプライベートなもの)を見た気分。2023/02/15

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