内容説明
リーダーは傷だらけで孤独。毎日ストレスが続く会長職を誰がやるのか? だからこそ、批判されてもブレない「芯」と明確な「ゴールイメージ」が必要だ
――2016年から3期にわたり日本サッカー協会会長を務める著者は、世界基準をめざして数々の改革を断行。日本代表監督の交代、福島県Jヴィレッジの原発事故対応、日本オリンピック協会副会長として携わったパンデミック下の五輪開催、コロナ禍の経済危機……。嫌われる覚悟で臨んだ数々の修羅場の舞台裏を、いま初めて明かす。また、著者が薫陶を受けた名指揮官(クラマー、ギャラント、オシム、ベンゲル、川淵三郎、岡田武史、佐々木則夫、西野朗、森保一ら)に学び、本物のリーダー像を探究。危機を突破して「ゴール」を決められる力とは何か? 数々の逆境を突破してきた末に、たどりついた境地。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クリアウォーター
2
★★★★☆本書は、日本サッカー協会現会長である田嶋幸三氏によるリーダーシップの在り方について書かれている。本書の中で、著者が薫陶を受けたリーダーたち(イヴィチャ・オシム、アーセン・ベンゲルなど)の言葉が書かれている。また、記憶に新しいハリルホジッチ監督の電撃解任の裏側についても書かれている。日本サッカー協会の会長は常に批判に晒されている。そんな状況下で、どのような考え方、気持ちで決断を行っていくのか。現場のリアルなリーダーシップが生々しく書かれている一冊である。本書の内容を自分も実践していこうと思う。2022/12/06
hoven
0
まだ、途中だけど、サッカー日本代表をサムライブルーと何度も書いてるが、全く浸透してない。なでしこジャパンや侍JAPANは一般にも定着したが。日本代表はオシムジャパンや岡田ジャパンと呼んでたし、今も森保ジャパンでいいんじゃないか。2024/06/19
mitsu_tossy
0
さらっと立ち読み。 ハリルホジッチ監督解任の舞台裏や、コロナ感染時の公表についてなど。 これだけ叩かれても動じずに判断、発信し続けられるのは偉大な強さだと思うし、今の日本人には少ないタイプなのではないだろうか。応援してもらう人を増やすタイプではないだろうが、「この人が言うなら、、、」と半ば諦められながら進めるタイプかなと。だからこそ裸の王様になるリスクも孕み、でも「この人なら何かしてくれるかも」という面白味も産む。2023/07/27