- ホーム
- > 電子書籍
- > 趣味・生活(健康/ダイエット)
内容説明
人生最期の1週間がどんなふうに過ぎていくか知っていますか?
奈良県立医科大学の緩和ケア医が発信する、
YouTubeチャンネル「ドクタートッシュ 緩和ケアの本流」
で亡くなる前の1週間のプロセスを解説した動画を投稿したところ、多くの反響が寄せられています。
人が死に対する恐怖心を抱くのはその実情を知らないからではないか、死を知ることから生きることを前向きに考えられるようになるのではないかと感じたという著者。
最期まで自分らしく生きるために、身近な人の死を受容して生きていくために、
不安の正体を因数分解しながら、前向きに人生を歩んでいくための言葉を1冊にまとめました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クリママ
61
著者は心療内科医であり、奈良県立医科大学緩和ケアセンターセンター長。緩和ケアの周知のためYouTubeでの配信をしているが、それがきっかけとなり編集者の勧めで書かれたもの。末期癌で積極的治療が難しい多くの患者を看取った経験から、具体例を挙げ、緩和ケアや穏やかな臨終の様子などについて、落ち着いた言葉で記されている。癌がわかった時から、治療と並行して緩和ケアが受けられること、遺族ケアのあることなど知ることができた。一番重要なことは、まず、痛み、苦しみを取ることだという。そうしてもらえたらどんなに有り難いか。⇒2023/08/03
KEI
23
心療内科医でもあり、大学病院の緩和ケアセンター長である3000人を看取った著者による、死をどの様に捉えて、穏やかに最期を迎えるか、それまでどの様に生きるか、周りの者はどの様に接するかを丁寧に書かれていた。死亡するまでのプロセスが参考になった。未知の死への恐怖は身体の苦痛を緩和することから和らぎ、穏やかでその人らしい最期が迎えられるという。その様なら家族を看取った家族もまた悲嘆や後悔、罪悪感といったネガティブな感情よりポジティブな気持ちで生きる事が出来る様になると。死後の世界があるという後半には疑問だった。2024/02/25
Oliver
3
父の闘病中からこの著者のYouTubeの動画をいくつか見ていて、おかげで父の最期と向き合うことの役に立ったように思う。私にとってはすべてが「そのとおりだな」と受け入れられる内容だった。
たろー
1
内容はとてもいいのですが宗教色があるところは気になった。2025/02/13
蝉の一生
1
作者も登場する映画の上映会場で購入。緩和ケアとは、死を前にした人へのサポートかと思っていましたが、現在では、がんにかかれば、緩和ケアのお世話になってよいとのこと。確かに宣告されると世界が一変するような衝撃を受けると思う。その苦しみを取り去り、毎日を有意義に過ごせるようにすることは大切な医療。「死を考えることは、生を考えること」、まさにメメント モリ。そうなる前から、怠惰に流れがちな毎日を何とかしたいのですが…。2024/07/11