内容説明
★建設テックは業界の問題を解決できるのか?
★「デジタル総合工事会社」という新ビジョン示す
建設業界には「高齢化・人手不足」という極めて重い問題があります。問題解決に残された時間は短く、国も業界も「建設テック」による生産性向上で乗り越えようとしていますが、抜本的に解決できるほどの成果を出しているわけではありません。
工事現場は建設テックを導入して生産性向上を進めていますが、現場の工夫の積み上げで解決できるほど、業界の問題は小さくないのです。求められているのは、建設テックを活用して大きな成果を生み出す「業界のビジョン」です。そのビジョン策定に挑んだのが本書です。
建設テックを10年間見続けた著者がたどり着いた答えは、「デジタルゼネコン(Digital General Construction:デジタル総合工事会社)」というコンセプトです。ドイツが提唱する製造業向けの「Industry 4.0」を建設業に展開して「レイヤー化する建設テック」を打ち出し、さらにBPaaS(ビジネス・プロセス・アズ・ア・サービス)で日本中の工事現場を支援するという考えにたどり着きます。
建設テックに関わる方、建設業界で働く方、これから建設を志す、すべての方に届けたい1冊です。
目次
第1章 魅惑の建設業
1-1 建設業の未来は過去を知ることから始める
1-2 ゼネコンというイノベーション
1-3 建設業をかたちづくるモノ
第2章 デジタル化が進む建設業
2-1 建設テックとは何か
2-2 CADから始まったBIM革命
2-3 ITツール革命
2-4 建設プラットフォームの時代
2-5 建設業はどう変化し始めるのか
第3章 デジタルで建てる 新スタイルの建設会社Digital General Construction
3-1 スタートアップと建設テック
3-2 建設DXの進め方
3-3 デジタルゼネコンのサービス/レイヤー化する建設テック
3-4 BPaaS建設をデジタルで再定義する
3-5 Meta Construction すべてはデジタルになる
3-6 建設業の望ましい未来
エピローグ 建設の世界を限りなくスマートにする
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