内容説明
小学3年生の千愛(ちなる)は、最近友だちの輪にうまくなじめない…女の子の友情と悩み、将来へのあこがれを描く、やさしくてちょっぴりほろにがい物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
76
児童書。小3女子グループめんどい▽小学3年生の千愛(ちなる)は、幼馴染グループ4人でいるのが楽しい。ダンスが上手でおしゃれな愛空(あいら)ちゃんが大好きで、放課後学童でおしゃべりするのが嬉しい。けれども3年生で他の3人と別のクラスになってうまくいかない。3人ともそれぞれにやりたい目標があって、とくにやりたいことが無い千愛はおいていかれる気分だった▽仲良しグループの空気読んで感がリアル。一応めでたしだけど度々もめるやつだコレ、がんばれ。2022年刊2024/09/24
chiaki
35
長女と回し読み。学童『くれよん』に通う小3の千愛。自分の意思が特になく友だちに依存気味だった千愛が"なりたい自分像"をちゃんと持ってる愛空、麻央、風翔の学童卒業に機に、自分を見つめ直し1歩前に踏み出す成長物語。女の子たちのやりとりや大人への反発心は時に残酷だが、とてもリアル!この頃の女の子の心情がとても上手く描かれていて、この年代の女子は共感することも多いのでは?と感じた。北澤平祐さんの絵もまた好み。2023/02/15
NakaTaka
18
千愛(ちなる)は小3の女の子。放課後は民間のルームに通っている。保育園からの仲良し4人組で楽しく過ごしていたつもりが、他の3人はしっかり将来のことを考えていることを知り、愕然とする。のんびりしている自分。自分はどうしたいのか?なりたいわたしとは?中盤までは、千愛の性格や女子特有の仲間のいざこざにイラっとして、読むのをやめようかと思ったが、最後まで読んでよかった。結構ありそうな話だと思った。2024/01/16
spatz
14
学童保育。自分も幼い頃通い、自分の子供たちも通ったことがある。放課後の時間を過ごす場所。いわゆる、小一の壁。もっと小さい頃は、親が仕事に出ていたり等の理由で一緒に居られない場合は、保育園で一日中過ごせる。小学校に上がった途端に、さあどうしよう、となるあれだ。学童保育は、必ず行かなくてはならない、という場所ではない。成長と共に子供自身が自分の時間を過ごせるようになり、やりたいことが広がってくる。世界がだんだんと保育園で保護下にある、という小さな子供とは変わってくる。#NetGalleyJP 2022/10/06
MIHOLO
9
小3女子と言えど大人の縮図。学童の先生に対する態度も、自分の考えではあるけれど、どこかやはり大人を見て覚えていくんだろうなという部分もあり。仕事柄小学生と関わるけど、昔の自分を思い出しても女子グループはいつの時代も大変だ。2024/06/17
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