内容説明
諸大名二百数十名の人事評価が記された「土芥寇讎記」。五代将軍綱吉の頃に編纂されたその書物の新版作成のため、小人目付、射貫大伍が調査役に抜擢された。自身の権力基盤を強化すべく、完成を急がせる将軍家斉。しかし右も左もわからぬ大伍は苦戦を強いられる。そんな中、将軍の居室である御用の間が何者かに探られるという不審事が――。下手人探索という新たな命が大伍に下された!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたしは元気
5
次を待つのが、辛い。2023/01/25
wang
2
分家から将軍家を継いだ家斉の命で腹心たりえる人物を大名・旗本から探し出すための人物調査を命じられた元小人目付の射貫大俉。もとより一人で旗本八万騎と称される人物評価など無理。その過程で幕府とは別に忍御用をするものがあることがわかったり、江戸城最後の逃げ道たる抜け穴を知る者がいることが問題となり焦点はすぐに人物評価から移動してきた。政権中枢の人間の手足となり無茶ぶりに振り回される主人公の苦労が中心の話になっていくのかな。2023/08/28
こたろう
1
今も抜け道あるのかな?あるならみてみたいな。2023/03/25
Masayoshi Arakawa
1
20221217 770 今年のベスト作家かな⁉️来年もよろしく‼️2022/12/15
goodchoice
0
なんか誰が主人公が分からないくらい主人公の影が薄く、まわりのキャラクター設定もイマイチで残念ながら凡作といえる。2023/02/15