風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

  • 著者名:原田マハ
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2022/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569902555

ファイル: /

内容説明

芸術(アート)という名のタイムカプセルが、いま開かれる――。京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、レイモンド・ウォンと名乗るマカオ博物館の学芸員が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてそこに記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。天才絵師・宗達の名画〈風神雷神図屏風〉を軸に描く冒険譚。「縦横無尽な想像力に操られたマハさんの筆致にすっかり魂を持っていかれた。カラヴァッジョと宗達を繋げてしまう発想には脱帽です」漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリさん推薦!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

エドワード

57
京都国立博物館の学芸員、望月彩の元へ、マカオから訪問者が来る。おおっ!原田マハさんの美術物語、お馴染みの序章だ。序章で語られる「証拠が無い限り、無かったとは言えない」が印象的だ。俵屋宗達。安土桃山時代の絵師。生没年不詳。彼の足跡はほとんど不明。では、こんな物語はいかがであろう。京の都の扇屋の倅、伊三郎は、織田信長と出会い、狩野永徳と共に洛中洛外図を描く。洛中洛外図の贈り先はローマ教皇だ。伊三郎は信長より俵屋宗達の名を賜り、天正遣欧使節と共に船出する。嘘だろう?いや、無かった証拠はどこにも無い。下巻へ続く。2023/06/26

yamatoshiuruhashi

57
小学校の頃から教科書で見てきた風神雷神図。その絵と何やら面白そうな話の紹介を随分前に新聞で読んだのだが文庫化を待つことにして心の中の積読本。先日、新聞広告で文庫化を知りやっと手にする。現代の学芸員の風神雷神図に関わる解説に代わる話をプロローグとして一気に信長の時代へ遡る。まるで映画のような場面の入れ替わりもさることながら、登場人物の描写が活き活きとして惹きつけられる。少年の俵屋宗達、天正遣欧使節の四人、魔王のような信長。そしてパードレたち。詳細不明の宗達を主人公に据えたことで自由な構想が広がっていく。→2023/01/22

tulip

56
時は戦国時代。織田信長に才能を認められた俵屋宗達少年が、何と天正遣欧使節と共にローマへ向かう。港から港へ季節風が吹く時季を待つ「風待ち」をしながらの船旅は気が遠くなりそうだが、天下人の命を受けて少年たちの旅が始まる。原田マハさんお得意の美術ものフィクションにわくわくしながら下巻へ。2023/05/31

佐島楓

48
感想は下巻にて。2023/01/25

藤井宏

33
表紙にある風神雷神図屏風の作者「俵屋宗達」の生没年については不詳とされますが、安土桃山時代から江戸初期に生きた画家です。織田信長が生き、天正遣欧使節がローマを訪れた時代。この本はマハさんによってロマンあふれる作品に仕上がっています。未知なるものを経験にいくわくわく感や旅のロマンを掻き立てられます。下巻で驚くような展開が待っているのでしょうか。ますます楽しみです。2023/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20249939
  • ご注意事項

最近チェックした商品