武満徹―その音楽地図

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

武満徹―その音楽地図

  • 著者名:小沼純一
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • PHP研究所(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569642130

ファイル: /

内容説明

尺八と琵琶を西洋のオーケストラと同じステージにのせた《ノヴェンバー・ステップス》で、音楽史に新しい1ページを開いた作曲家・武満徹(1930―1996)。だが、世界的に有名なこの曲には、わかりやすいメロディがあるわけではない。沈黙が多く不協和音ばかりが目立つ。それゆえ武満徹は、「前衛」と呼ばれる現代音楽の担い手として、人々の心に記憶されることとなる――。しかし、この作曲家はけっして「前衛」では終わらなかった。仕事の幅は思いのほか広く、映画音楽、テレビ番組、CM、ポップ・ソング、ビートルズの編曲までやっている。児童施設では、武満の音楽を聴いた子供たちが、目に涙を浮かべていたという。映画を愛し、ギターを愛し、ビートルズを愛した世界的作曲家のほんとうの姿とは? 難解といわれる現代音楽を、私たちはどのように聴けばいいのか? 本書は武満徹の音楽を、重層的かつ横断的に案内する。現代音楽最良の入門書である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とす

1
武満徹の作品をシリーズごとに知ることができる。昔は武満の曲なんてわかるわけがない、と思いこんでいたけれど、「波の盆」を聴いてから考え方が変わった。紹介されていた曲のすべてを聴くことができるのはいつになるかわからないけれど、著者の言うとおりわかるわからないは問題ではないのである。2016/01/08

よう

0
武満徹の名前に惹かれて読み始めたものの、率直に言ってあまり読む必要はない。タイトルからは想像し難いが、つまりは武満の音楽入門。章ごとのテーマに沿った曲が紹介されている。しかしパンクバンドのように一曲が2分で終わるならまだしも、武満の曲を次々と紹介されたところで、それを追って音楽を聴くことはまず不可能。読み始めこそ気になる曲名に印つけたりするものの、すぐに読み飛ばし始めた。また、あとがきに筆者自らがこの本は5日で書き上げた、と書いているが、まさに書きなぐった、という印象がどの章からも伝わってくる。2017/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/469947
  • ご注意事項