内容説明
<第11回ポプラ社小説新人賞・奨励賞受賞作> ときは平安。清川尚成の見合い相手である鶴姫が、人ではない何かに殺害された。心を病んだ尚成を見かねて叔母が呼び寄せたのは、凄腕の呪術師・福治。都の伝説ともいえる福治は尚成を引き連れて謎の解明に乗り出すが―― クールな凄腕呪術師と、お人よしの少将が繰り広げる、平安あやかし物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
40
第11回ポプラ社小説新人賞受賞作。呪われ体質の少将と偏屈呪術師が織りなす怪異譚が面白かったです。平安時代を舞台にしているのもあやかしの空気の味をより引き立てているよに思いました。切なくも優しさを感じさせる物語。続きがあるなら読みたいですね。2025/01/01
ぐっち
15
呪われ少将・尚成と、呪術師・福治の2人が怪異事件を解決。あらすじから死ぬとわかってる姫がいいキャラすぎて、あと他にもいなくなるキャラが良すぎて辛い。2022/12/31
粋
10
切ない話だけど、優しい話。福治には何かあるなとは思っていたがそうきましたか。主だった尚成と福治が結構可哀想な身の上なので、最後に少しでも幸せになっているのならいいのだが。2023/04/18
海星梨
6
図書館片っ端から。いやー平安を舞台にしてるだけで、ファンタジー平安だとはわかってはいるけど。平安時代は通い婚!!! 夫婦は同居しない! 言葉も、「婚約者」「法外」「再婚」「同僚」などなど気になって仕方ない。この内容なら普通に現代物で良かったと思うんだ。いや、平安ものを書こう、というときに通い婚を知らなかったり、まるっと無視して書いちゃえるものなのか……戦慄。2025/03/24
DK-2084
4
★★★☆☆2023/07/01