ハヤカワ・ミステリ<br> 赤髯王の呪い

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ハヤカワ・ミステリ
赤髯王の呪い

  • 著者名:ポールアルテ【著】/平岡敦【訳】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 早川書房(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150017903

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内容説明

〈ツイスト博士〉エチエンヌは兄から届いた手紙に驚愕した。ある晩、兄が物置小屋を窓から覗くと、そこには十六年前「赤髯王ごっこ」をしたために呪いで刺殺されたドイツ人少女の姿があったというのだ……『第四の扉』刊行以前に私家版として発表された幻のシリーズ第一作。ほかにシリーズ短篇三作を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

71
殊能将之が大絶賛していた為、興味を持って読み始める。結果大当たり、全編を覆う怪奇趣味といい奇怪な殺害方法といい、なるほど「フランスのカー」とは言い得て妙である。特に表題作、町に伝わる王の伝説とそれに纏わるかつての連続殺人、そして十六年前の少女が殺された事件と魅力的な謎の提示、それが論理的に紐解かれていく箇所などはミステリ読みとして堪らないものがありました。特にかつてあった五つの殺人が数行で解決した時は自分の目を疑ったし。残りの作品も納骨堂の怪やローレライ伝説、魔術師等もう雰囲気たっぷり。いや面白かった。2023/03/06

帽子を編みます

47
読友さんが「フランスのカー」と紹介していたので読んでみました。不可能犯罪、衆人監視の中での密室、おどろおどろしい現場の状況、意外?な解決、私はカー好きです。確かにカー風味でハラハラドキドキ謎を楽しみました。表題作は短めの長編、残り3作は短編、探偵は穏やかでお酒に強い犯罪学者、ツイスト博士が解決します。邪悪な少女、悪魔じみた女が出てくる話、フレンチミステリーの風味もあります。2023/03/14

うさみみ

22
「まだ誰も死んでいないし、舞台のフランスにも行っていない段階で、怪奇現象と不可能犯罪が六つも提示されるのだ。しかも、主人公が故郷の実家に到着したら、いきなり父親が密室内で死んでいる。これはもう、ただごとではなく」…との殊能将之読書日記の紹介に惹かれ読む。怪奇趣味と古風な雰囲気の下、不可能犯罪が次々提示されるトリッキー具合とおどろおどろしさは大したもので、もっと古臭く退屈な展開も予想した中で驚かされた。肩透かしを食らう部分はありつつ本線のエヴァ・ミュラー殺しの真相はよくできているという評も同感。他作も読む。2021/07/31

ホームズ

8
『赤髯王の呪い』のトリックは若干無理があるのでは(笑)事件の展開としては面白かったと思いますが(笑)『死者は真夜中に踊る』は良かった(笑)単純に感心してしまった(笑)『コニャック殺人事件』は(笑)あのトリックはアリなのでしょうか?(笑)全体として楽しめた(笑)2010/11/02

keik29

6
図書館本。ツイスト博士シリーズ。短めの長編と短編3作を収録。2022/05/11

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