精神分析のゆくえ - 臨床知と人文知の閾

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精神分析のゆくえ - 臨床知と人文知の閾

  • 著者名:十川幸司/藤山直樹
  • 価格 ¥3,366(本体¥3,060)
  • 金剛出版(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784772419321

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内容説明

精神分析はどこに向かうのか?
フロイトによる「素人分析」の問い、ルソーと倒錯論、精神病体験と欲動論の未来、イタリア現代思想、情動のデモクラシー、そして移行対象とポリリズムへ――人文学との討議より生まれ、ふたたび人文学へ帰還する、精神分析のダイナミズム。

「臨床なくして精神分析はない――これは揺らぎようのない大前提である。しかし、精神分析を臨床のみに純化させてしまうなら(治療行為としての精神分析)、その本質は歪められてしまうだろう。フロイトが明言するように、「精神分析を神経症者の治療に用いるのは、その応用例の一つに過ぎない」(「素人分析の問題」)のである。[…]精神分析と人文学との関係は、このようなパラドクサルな問いを私たちに強いてくるのである」(十川幸司「はじめに」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朝ですよね

4
流し読み。小寺記念精神分析研究財団が企画したワークショップを書籍化したもの。人文系の学者と精神科医で、精神分析について学際的に論じる内容。精神障害の診断基準が整備され治療も投薬が中心となった現代、フロイトから始まった精神分析は臨床における価値が失われたかのように見られている。倒錯や不安といった、症状に関する分析はやはり有効であるように見える(手間はかかりそうだが)。一方で、現代思想や社会まで敷衍する議論はやはり価値が見出しにくいのではないか。2023/05/29

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