池上彰の世界の見方<br> 池上彰の世界の見方 中南米 ~アメリカの裏庭と呼ばれる国々~

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池上彰の世界の見方
池上彰の世界の見方 中南米 ~アメリカの裏庭と呼ばれる国々~

  • 著者名:池上彰【著】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 小学館(2022/12発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093888714

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内容説明

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アメリカ観が一変する「中南米講義」!

都立新宿高校での白熱講義を書籍化! 人気シリーズ最新刊!

「地峡で有名なパナマは、アメリカが運河を支配するために独立させた国だった」
「キューバにある米軍グアンタナモ基地は、キューバ独立時の取り決めにより、アメリカは永久に借りられる」
「キューバと関係を深めるグレナダを、アメリカは自国民保護を理由に侵攻。親米政権を樹立した」
など、中南米諸国とアメリカとの知られざる関係を詳しく解説。
中南米で左派政権が生まれたり、反米を標榜する政府が登場したりする背景がわかります。

世界には、仲が悪い隣り合わせの国が存在し、インドとパキスタン、トルコとギリシャなどが代表例です。ブラジルとアルゼンチンもずっと仲が悪かったのに、関係を改善させています。いったい、どうやって改善させたのか。この点についても池上氏が徹底解説します。

また、日系人が多く住むブラジルについては、日系移民の歴史についても詳しく紹介。例えば「勝ち組」「負け組」という言葉がありますが、これは日系ブラジル人の間で起きた、暗い抗争で使われたのが最初です。
いったい何があったのか、本書で御確認ください。

(底本 2022年12月発売作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

33 kouch

43
地政学的にどうしても米の影響は受ける中南米。表向きには正義の味方の米も、中南米視点に立つとその横暴ぶりは凄まじい。グレナダ侵攻…助ける米人なんて本当はいない?ただの口実。しかも米だけだと「侵攻」になっちゃうからカリブ諸国巻き込んで多国籍軍として戦うとか…運河が欲しいのでコロンビアからパナマを独立させるとかなんかエグい。池上さんの主観を差し引いても酷い。今回は米がヒールになっているが、その裏の顔には中露のときよりもショックが大きい。そのくらい米は今では世界の中心。正義が勝つ、でなく「勝つのが正義」なのか2023/12/14

35
本作も安定の面白さ。結構知らないことが多かった。モンロー主義は相互不干渉主義、ではなく「俺の裏庭に手を出すな」ということ。なるほどそれなら今日までのアメリカの行動と辻褄が合う気がする。そしてその「裏庭」にしてきた仕打ちがエグい(詳細は本書にて)。中国の債務の罠とか全然マシじゃね?と思うほど。むしろ借りる方も悪くね?とか思っちゃう。遠隔地ナショナリズム(故郷を離れるほど郷土愛が強まる)は身に覚えがありすぎる。池上永一のヒストリアの予習にいい本かもしれない。2023/04/02

kan

22
中南米といっても広いし、支配してきた国も様々だし、抱えている課題や政治体制もどんどん変化するし、池上さんはどうまとめるのか興味津々だったが、あちこちに飛びがちな話題をおさめる手腕はさすが!様々な事実を大きな視点で繋げて俯瞰させてくれるので、入門書ながら非常に勉強になった。特に、米国はもちろん中国との関係もアップデートされているのと、ボルソナーロからルーラへ代わると中南米のGDP上位6か国が左派政権となる、新しいpink tideとも呼ばれる趨勢には注目したい。生徒はもう少し元気があるといいと思った。2022/12/07

ちくわ

20
【♪】audibleは新しき潮流に見えるが、先祖返りにも思えた。一時期営業を経験したが、ラジオしか無い営業車だったので移動中はずっと聴いてたな…。audibleはシン・ラヂオなのかも。 では感想を…冒頭のテキサス州併吞の話で惹き付けられた。中南米の歴史とは、欧米の欲望と暴虐=先進国のエゴの歴史か?だからと言って資本主義反対!革命!とも思えず、弱肉強食の帰結であり、力無き者が屈服させられる自然の摂理とも感じる。日本は極東の島国だが蹂躙はされなかった…幕末~明治における先人達の奮闘の賜物だろう。感謝しかない。2024/06/28

mintia

15
中南米諸国に馴染みがなかったが、この本を読んで色々と勉強になった。発見された当初はヨーロッパ次はアメリカにめちゃくちゃにされた歴史があった。現在ロシアのウクライナ侵攻が問題となっているが、アメリカはそれ以上に酷いことをしていると思った。2023/02/28

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