内容説明
10万人に1人の稀少がん・ジストを患いながらも、”心の免疫力が上がる言葉”を支えに生きる緩和ケア医・大橋洋平先生。昨秋、NHK『ニュースウオッチ9』でその前向きな闘病姿が報じられ、大きな話題を呼んだ。著書第4弾となる本書のテーマは「奇跡」。肝臓転移が判明した日を1日目として数える「足し算命」がついに1000日を突破した背景とは? そして見出した”生きる奇跡”とは? 読むだけで胸の痛みがスッと消える「心の抗がん剤」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Twakiz
27
難病闘病中の緩和ケア医師の4冊目。お世辞にも流麗な文体、とは言い難いのですが難しいテーマをきさくな三重弁?で飾らず語られており好感が持てます。「人生会議だれのため?」「無関心は徹底的に人を痛めつける」「患者力をつけよう」はつらい、「わがまま患者風」を吹かそう、などの主張はとてもうなずける。医療者向けのメッセージも多い。余命を数えるのではなくて一日一日足し算命で生きよう。病気があってもなくても寿命までの引き算ではなくて足し算で生きよう。はまさにその通り。しかし奥様への家族愛がうらやましいです。2023/01/29
神谷孝信
0
著者4冊目の本著だが、毎回良く考えさせられる内容。42024/03/20
mionne
0
本がでる度に、まだご存命か確認してしまう。2023年の12月に講演されているのでお元気そうで良かった。 ガンの人は周囲に気を使いすぎるので、この著者の本を読んで楽に生きて欲しい。著者にはこの調子でたくさん本を書いて長生きして欲しい。2024/02/20