内容説明
設計事務所から転職し、「番頭兼イラストレーター」として活躍した銭湯を退職、画家として独立した著者。100℃のサウナと0℃の水風呂を往復するように波瀾万丈な人生ではあるけれど、銭湯やサウナ、それを愛する人々に助けられたり、笑わされたりして、少しずつ自分らしくいられる場所を作っていく。銭湯の番頭業務の裏側や『銭湯図解』制作秘話、フィンランドサウナ旅など、濃厚エピソード満載! 読むとホッとして、ちょっとだけ前に進む気持ちになれる――。『銭湯図解』で話題沸騰の著者による、笑いあり涙ありのエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らびぞう
9
最近よく耳にする「ととのう」、この本でわかりましたぁ。次回、サウナに行くことがあれば、「ととのう」を是非経験してみたいと思った。「人は26歳で人生の転機を迎える」、著者の塩谷歩波さんも、大学卒業後勤めた設計事務所から、銭湯の番台兼イラストレーターと言う生き方を選んだのも26歳だった。銭湯の知られざる裏側や暖かみがある「アイソメトリック」と言う建物を斜め上から俯瞰図的に見下ろしたような立体的な描き方で表した銭湯図に、「銭湯」に新しい風を吹き込んでいる。改めて、昔ながらの銭湯行きたーい!と思った。2023/04/08
雛
5
ひと言で『バイタリティーの塊』のような人だな。進むべき道が見えてきたら、どこまでもトコトン突き進んでいく。だからこそ、体調も崩し…縁あって働くことになった『小杉湯』の三代目も塩谷さんの人柄を見越したからこそお声掛けされたのは本を読みながらでも十分に伝わる。銭湯の熱湯・水風呂からサウナへの目覚め。憧れの設計事務所から銭湯の番頭兼イラストレーター。その後サウナに関わりながらも銭湯図解・イラスト…エッセイと取組みは尽きない。心身共に疲れても癒される術を身につけた塩谷さんは無敵に思う。真摯に取組む姿勢も心地よい。2023/05/27
ムーミンママ
5
タイトルに惹かれて。銭湯。。最近 行けてないなぁ。《ととのう》ことが出来ていないのでサウナ編あたりからは失速。。汗 《ととのう》を感じてみたい!!2023/03/18
けん
5
★3.02022/12/18
mame
4
サウナに入りたくなる!奥が深いのね(広)2023/03/28