文春文庫<br> 見えないドアと鶴の空

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文春文庫
見えないドアと鶴の空

  • 著者名:白石一文【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2022/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167919764

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内容説明

妻と、妻の親友。三角関係は、まさかの場所にたどり着く――。

二年前に会社を辞め、失業中の昂一は、
妻の無二の親友・由香里の出産に立ち会い、
そこからきわどい関係を、始めてしまった。
事実を知った大手広告代理店勤めの妻・絹子は昂一を
ある場所へと連れて行き、意外な言葉を口にする。
ほんとうの人間関係の重さ、繋がりの凄まじさ、奇跡の意味を描く、
傑作デビュー長篇。「文庫版あとがき」も収録。

※この電子書籍は、2022年12月刊行の文春文庫を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

489
著者の作品はほぼ完読だと思っていたので、書店で新刊文庫を見たときには思わずお迎えしていたが…なんと(未発表の)デビュー作だったらしい。お得意の不倫話かと思えば、話は思わぬスピリチュアル(笑)な方向へ。煮え切らない主人公がもどかしい。そしてわたしの苦手な世界へハマりこむ。終わりが気になり、もちろん読了したが…。最近の(最近ではないが)白石さんのはわたし的にはアレだなぁ。『不自由な心』あたりの世界をいま一度読んでみたいものだ。2023/08/18

おうさま

6
久しぶりの白石作品。大人の恋愛ものかと思いや、オカルトチックな展開に若干引いてしまった。純粋(?)な恋愛ものの方がよかったな。2023/01/11

たかひろ

4
約20年ぶりに再読。少しファンタジーな世界観の中で人間のあり方を問うといった展開が個人的には好みで、デビュー作という事もありここ最近の作品に比べて粗削り感は感じるが、それでも読了後に温かい気持ちになれる筆力はさすがだと思った。2025/04/18

4
あとがきより「これが出版されたのは二〇〇四(平成十六)年二月だったが、それより十二年前の一九九二(平成四)年に集英社の文芸誌「すばる」に発表されている。当時、私は三十四歳。文藝春秋の編集者だった。」と書かれており、やはり文章がなんとなく若いなぁ~と感じましたが、大変面白くラストは盛り上がりました。2024/02/23

yurari

3
まさかの超常現象が出てきてたまげてしまった…とはいえ最後まで読んだので、エンタメとしては面白かったと言える。2023/04/18

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