内容説明
民法の海を渡りきる確かな海図,第4弾! 学び始めにつまづかないよう,豊富な事例と図表で具体的なイメージをもてるように工夫。行間を埋めた丁寧な解説により,考え方の筋道を自分自身で辿れることを大切にしました。学ぶ楽しみを凝縮した渾身の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
5
有斐閣から出ている新進気鋭の民法の入門シリーズ。本巻では事務管理・不当利得・不法行為という法定債権の部分を取り扱う。個人的には、共同不法行為の部分と不当利得の類型論ベースの説明が非常にわかりやすい。これらの項目は他の分厚い書籍だと様々な見解が入り乱れていて結局よくわからないという結果になることが多いが、本書はスッキリとまとめており、かつ、意外と他の書籍で当たり前の前提としている部分の説明が載っており、非常に理解がしやすい。他の巻も読んでみようと思うが、民法を学び始める人にはお勧めのシリーズになると思う。2022/11/29