内容説明
今、求められる「単元づくり・授業づくり」。
本書の中心となるのは、どのような「単元づくり・授業づくり」をしていけば、学習指導要領のキーワードである「主体的・対話的で深い学び」を実現し、子供たちにめざす資質・能力を育むことができるのかについての解説です。著者は「単元・授業」を「ゴールの設定」「導入の工夫」「展開の構成」という順番で構想していくことを主張しており、そのような順番で単元や授業を構想していく意味について、学習指導要領を引用して解説するだけでなく、授業実例も盛り込みながら具体的に展開。さらに実際の授業において、子供たちの姿をどのように見とって評価していくことで、子供たちに資質・能力を育むとともに、教師自身の授業改善を図ることが可能になるのかなどについても、分かりやすく説いていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジーフー
4
タイトルを見て「当たり前でないか!」と突っ込みたくなったが、読んでみて「すいません。まだまだできていません。」と言いたくなった。著者の本はほぼ全て読んでいる。今までの著書と同じ事を述べている部分もあるが、改良されていること、さらに具体的になっていることが分かる。 経験則で無自覚で整理されていないと伝えることはできない。そして特定の優秀な人の名人芸へ……。まずは経験の質を上げようかな。2023/01/09
先生すごいな
1
「~について、~しながら、~している」のフォーマットの「〜しながら」を明確に具体的にすることが大事。若手の頃、何を教えたらいいか分からなかったときの原因は、この「〜しながら」が不明確でイメージできてなかったからだとわかった。2023/01/04