内容説明
踏み込みすぎるちょっとだけ手前で写しとられた人生いろいろ。
こんなふうにまっすぐ人間を見られる南さんがうらやましい。――都築響一
『MATSUOKA!』『島根のOL』で話題の写真家・南 阿沙美による、はじめてのエッセイ集。
友人、夫婦、仕事仲間、親子、人と犬……12通りの「ふたり」の気配を、写真と文章で描き出す。
一番小さくて、一番大きな物語。
目次
りくさんとスケキヨ
いたむらさんと酒井さん
マニ親子
バーバーマエ
電気グルーヴ
ジャックとまきさん
田島夫妻
たかおさんとお母さん
まゆちゃんとしょうごくん
りえちゃんとあいちゃん
上田さんとTさん
やまさん
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みなず
2
一気読み!!写真と文章が、感情のヒダに沁み込んでゆく。何もかも、良かった。同じ時代の日本に、私とは生活様式や個人の事情が違うことは当然なのだ、という事実を、改めて認知させられる。私もあなたも“ひとり”。私好みは【たかおさんとお母さん】【やまさん】。もっと誰もかもが、この本を観て!!読んで!!と、世界中に紹介したい一冊。2025/03/10
けらじ
1
いろんなふたりたちがエモい写真と共に紹介されていく。 こんなふたりになりたいとか、こんな人たちもいるんだなとか、さまざまな事を感じながら読んだ。2025/07/02
らん
1
蔦屋書店、贈る本に入っていたこの本。"南阿沙美"さんという人も知らないし、なんだろうこの本と思いながら読んだ。写真家の南さんの目から見た、様々な"ふたり"の姿が本当に人間らしく、綴られていて、ああ、こんな"ふたり"に私もなりたい、誰となれるんだろう、と思った。でも最後の最後の南さんの言葉で気持ちは大きく変わり、わたしもだれかと"ふたり"だと、嬉しくて堪らなくなった。"ふたり"になれないのではなくて、わたしもだれかと"ふたり"、ずっと"ひとり"じゃないのだと、勇気を貰えた。読んでよかった、の一言。2024/03/02
じーも@この度本屋さんとかを開きました
1
よかった。色んな人の、いろんな時期の、いろんな関係性。文章も好きだ。2024/01/06
マチコ田中
0
フリーカメラマンである作者の南阿沙美さんがさまざまな「ふたり」の写真と「ふたり」の出来事をのせたエッセイ本。 写真はどれも日常の一部を切り取ったような自然なもの。皆さんの表情が明るくて楽しそうで素敵。 特に「マニ親子」のふたりが好き。ふたりとも黒のボブカットがお似合い。ふたりでタンクトップと体操着のような短パンを履いてカンフーポーズをしている写真がお気に入り。 このふたりと作者の南さんが私の地元、新潟にきてくださって嬉しかった。地元民なのに佐渡は一度と行ったことがないのでいつか行きたいな。2023/10/23




