内容説明
甲斐みのりの東京ガイド、令和アップデート版。
レトロな喫茶店に歴史ある名建築、親しみやすい居酒屋にクラシカルなホテルまで。懐かしくも色褪せない、永遠のお気に入りスポットを多数掲載。ロマンチックな東京をご案内します。『乙女の東京』(2007年)から15年。20箇所以上のスポットを加えて、大充実の内容です。
目次
◆目次◆
前口上
第一幕 風渡る沼の神
第一場 「隠沼」
第二場 詩人の魂
第三場 地霊まします土地
第四場 ちんぼこたろう
第二幕 ハムレットの方へ
第一場 空襲の夜
第二場 黒衣のテイショー
第三場 坪内逍遙
第四場 キック・オフの笛
第三幕 天まで飛ベ
第一場 名セリフを探す
第二場 ヒトゴロシ イロイロ
第三場 ガリ版に刻む
第四場 配役きまる
第四幕 さあ本番だ!
第一場 鉢巻きしめて
第二場 ローレンス・オリヴィエ
第三場 主よいずこへ行きたまう?
第四場 「言葉」との出会い
第五幕 「空寂」と「沈黙」
第一場 『ハムレット』を観る
第二場 叫ぶハムレット
第三場 死にゆく者たち
第四場 未完の運命
第六幕 時空を超えて
第一場 七つの独白
第二場 和泉式部とハムレット
第三場 響映の輝き
作後贅言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙新潮部
78
乙女の東京にはちょうど半分くらい行ったことがありました。乙女とは「童心にかえったようにときめく心を持つ人」だそうです。それなら乙女になれるかもしれません。山の上ホテルは作家が缶詰めにされることで有名ですが具体的にどの部屋番号かどの作家か書いてあるのは初めて見ました。泊まってみたいものです。2023/04/12
nonpono
67
心がきゅるん、きゅるんときめく乙女の東京案内。レトロ感を崩さない写真に惚れる。著者の乙女の定義は、ときめく心。わたしもかわいいものや美しいものが好き。文化としてハイカラな東京が好きなんだ。渋谷の昔の人形劇場や鬼子母神の中にある駄菓子屋さん、新宿駅東口からすぐのサントリーのラウンジでハイボールを飲みたい。そして、かって背伸びして訪ねた、浅草の洋食屋さんのヨシカミ、神田のお蕎麦屋さんまつやにも再訪したい。そして、大昔に連れて行ってもらった帝国ホテルのバーへ。少しはカウンターのスツールが似合う女になれたかな。2025/04/11
ルピナスさん
60
東京に住みながら、街の喧騒を避けるように目的地に直行。でも本当は横道に入ったり、美しい・かわいいと感じた何かをじっくりと堪能したいと思っています。本書を読み終え、今朝『名建築で昼食を』を観ながら洗濯物を干していたら、娘が横からキレイだね、行ってみたいと。ビヤホールライオン銀座七丁目店のガラスモザイクです。今日は走る日だから行けないけど、別の日に行きましょう。子どもの頃よく連れて行っていた江戸東京たてもの園、昔は外を走り回って遊ぶだけだったけれど、今は建物自体を堪能できるかもね。街歩き、一緒に楽しみましょう2023/08/09
たまきら
48
結構知っているお店が多くてウキウキしました。山の上ホテルのプリンアラモードは確かに乙女!いや、これはぜひ食べに行かないとなあ…♡お持ち帰りには最近知った田原町レモンパイが登場していてほっこり。東郷青児の絵を見ていて思い出したんですが、渋谷フランセもなくなって久しいですねえ…。2023/06/17
momogaga
48
いつかは行ってみたい場所が紹介されていました。さっそく、ウィッシュリストに追加しました。2022/11/29




