竹書房怪談文庫<br> 暗獄怪談 憑かれた話

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竹書房怪談文庫
暗獄怪談 憑かれた話

  • 著者名:鷲羽大介【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2022/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801933514

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内容説明

あれはいったいなんだったのか――思いもよらぬ不可思議なことは、突然身に降りかかってくるのだ! 黒木あるじ氏推薦のもと登場した気鋭の怪談作家が紡ぐ怪異譚の数々。婚約者の両親に見せられたのは自分そっくりの顔をした誰かの写真「永遠の魔女」、幼少の家の玄関には生首がぶら下がっていて、それは…「僕だけの生首」、ナビの案内でたどり着いた場所は…「早く来てよ」、今もなお進行中の怪異、友人の家で皆が見る悪夢の行方…「リアルタイム」など怒涛の80話を収録。恐怖に囚われ、暗い監獄の奥へといざなわれ…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澤水月

14
すごく誠実さを感じる取材と書き振り。勁文社超怖を思い出した。怪異の只中にいる際には慣れるという話題で「東日本大震災のとき多くの怪談が生まれた。それらは鎮魂のため語られるという性格が強く、語る人々にとっては怖くないものだった。恐怖とは得体の知れなさからくるものである。同じ共同体に属する、地縁血縁で結ばれているところの怪異は、怖くないのであろう」。後半どんどんギアが上がって行く感じもいい 2022/12/09

eyemu

9
怪談の文章表現は、その人その人の個性とか癖とかが出てて面白いな…と思う。 この作家さんは今まで読んでいた作家さんとは違って独特に感じた。2024/01/26

ペペロニ

9
怖い話、変な話、気持ち悪い話、色々想像が掻き立てられて1人勝手にゾッとする話…バラエティに富んだ実話怪談本。最後に載っている著者自身の体験談(現在進行形)は続きが非常に気になるので、何らかの形でいつか読むことができたらなぁと思う。2023/07/02

qoop

9
不条理感の高い〈家族写真〉、続編があったらぜひ読みたい〈はじめてのともだち〉、混乱必至の〈我が息子の記憶〉など、現実が書き換えられる怪異がバリエーション豊かに収録されていて、趣味に合う一冊だった。他にはナンセンスだが納得もいく〈真夜中の四股〉が秀逸。単著は本書が初めてと聞いて意外な感がしたけれど、それだけこれまでの共著書で受けた印象が強かったのだな、と改めて意識させられた。2022/12/10

夕暮

8
知人が単著デビューしたとのことで手に取った。ちょうど仕事関係で短文を書くのにぴったりだったので。初めての怪談本、しかも「実話怪談」にふさわしいかは疑問だが、変化球から手をつけるのもおもしろい。正統派とはどんなものか気になってしまうから😁カタルシスを安易に求めると肩透かしを食らうかもしれないが、実話怪談とは、小泉八雲のころから書くというより蒐集するものだったのかもしれない。いわゆる「聞き書き文学」といえるだろう。「リアルタイム」の後日談を楽しみに正統派実話怪談も読んでみたくなった。「沼」がそこにある。2023/06/05

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