講談社+α文庫<br> 「祟る王家」と聖徳太子の謎

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講談社+α文庫
「祟る王家」と聖徳太子の謎

  • 著者名:関裕二【著】
  • 価格 ¥754(本体¥686)
  • 特価 ¥300(本体¥273)
  • 講談社(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784062814201

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内容説明

聖徳太子の活躍した飛鳥時代と現代の日本はよく似ている。――停滞する国力、流動化する大陸との関係、強い政権の不在、大きな変革が待望される社会。悲劇の皇子「山背大兄王(やましろのおおえのみこ)の墓」はなぜ見つからないのか? 「聖徳太子の末裔」を名乗る者はなぜ歴史に現れてこなかったのか? 聖徳太子こそが「古代史の謎」を解く最大の鍵なのである。日本人の心の底に横たわりながら詳らかにされなかった「天皇と神道」の関係を明らかにする気鋭の論考!

●100年以上も忘れられていた聖徳太子
●天皇と神道との関係
●太子は即位していたのか
●長屋王と聖徳太子をつなぐ「上中下」
●差別される者たちに広がった太子信仰

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

32
図書館本。中大兄皇子(天智天皇)が中臣鎌子(藤原氏の祖)とクーデターを起こして蘇我入鹿を殺す。クーデターと敢えて書いた。入鹿が天皇だったと私は思うからだ。著者はそこまでは言っていないが、蘇我氏が正義だったとは指摘している。滅ぼされた蘇我氏は天智と鎌子にとっては祟り神になる。その怨霊鎮めのため鎌子の子の藤原不比等が日本書紀で聖徳太子というスーパーマンをでっち上げた。滅んだ蘇我氏の表徴として聖徳太子という虚像をこしらえ、それを礼賛することで怨霊を封じようとしたわけだ。日本書紀は勝者である藤原氏の歴史書なのだ。2016/09/23

konomichi

1
ザックリ要約すると、多神教は素晴らしい、一神教は無理がある、藤原一族はけしからん、蘇我一族はよかったのに、聖徳太子なんて幻想、最近の日本って、多神教民族のダメな所ばかりがめだつ、ってはなし。まあ、好き嫌いでるな。古代の謎解きが好きな方、日本史の常識が覆されても平気な方限定で、面白いっす。2011/06/01

わら

0
内容興味深いし、著者の日本人観には強く共感します。序盤は効果的な先行研究の紹介、引用、反論があって自制が利いてるんだけど、後半、謎解きに至ると強引に突っ走ってる印象。おかげで説得力が薄くなって残念でした。特に聖徳太子非実在のくだりが弱かったのは痛い。とはいえ、「祟る」ということがどういうことかという視点は参考になる。話が飛びがちなのでちゃんと理解できたとは言い難いな。また読み返そう。2013/06/30

秋津

0
聖徳太子について、というより様々な思想についての記述が多い。方々に話が散ってしまって、広く浅くと言う感じ。2013/02/23

うろことくろこ

0
手の付け始めに 2011/12/04

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