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内容説明
近代哲学の最高峰をいまこそ読み直す!
「形而上学の不可能性」の原理とは?
「アンチノミー」「カテゴリー」「物自体」とは何か――。
近代社会における知の全地平を見渡すうえで必読の一書をわかりやすく平らげる。「超解読」シリーズ第二弾!
【目次】
まえがき
1 先験的原理論
第一部門 先験的感性論
第二部門 先験的論理学
第一部 先験的分析論
第二部 先験的弁証論
2 先験的方法論
あとがき
目次
まえがき
1 先験的原理論
第一部門 先験的感性論
第二部門 先験的論理学
第一部 先験的分析論
第二部 先験的弁証論
2 先験的方法論
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
55
ラッセルの「哲学入門」を読み込んだあとだったので、理解度が高くなった。認識論として、単純なことを難しい用語を駆使して記しているのだと認識できた。2016/10/28
syaori
48
『純理』をコンパクトにまとめた一冊。中心は作者が白眉とする「アンチノミー」の部分。カント曰く、我々の理性の推論の重要な領域は魂、世界とその究極原因(神)ですが、これらは古来から、ある/ない二極で論争されてきた問題。カントは検証によりそれらは人間の認識の範囲を越えた「決して答えられない」問いであることを示します。そしてそれが世界についての「絶対的な真理」を求める形而上学と、当時の西欧の神がしろしめす「神学的世界像」を終わらせる原理となったことが語られて、『純理』の思想史上の意義を垣間見ることができました。2026/06/09
Uncle.Tom
20
解説本ではありますが、普通にむずいです。カントの功績とは、認識がいかにして客観と一致しうるのかを論じたのではなく、“認識装置としての人間の認識の形式性についてを明らかにした、あるいは明らかにしようと試みた”点にあります。確かにまず人間がどこまでのことを認識できるかがはっきりしなければ、認識論における問題の根本的解決にはなりませんね。目の付け所はさすがという他ないですし、かなり緻密に論理展開がされているのは圧巻です。“まぁ、でもその言い分って検証しようがないからせこくね”とは思ってしまいましたが笑2020/05/17
Gotoran
19
篠田秀雄訳『純粋理性批判』最終巻を読む前に本書を読んだ。原典に沿って(原典の目次に合わせて)、難解な記述を噛砕き整理・要約して、非常に分り易く解説されている。カント独特の哲学的語彙(先験的、アプリオリ、物自体、時間と空間、カテゴリー[量、質、関係、様態]、感性・悟性・理性、先験的統覚、アンチノミー他)の解説と要所々々の系統図が非常に有益であった。カント初心者の私には最適の書であった。機会を作って、同著者の『完全読解「純粋理性批判』も読んでみたい。その前に、まずは篠田訳最終巻を読み終えなくては。2013/02/24
koke
17
以前「完全解読」の方を読んだが、私のレベルでは先にこちらを読むべきだった。繰り返しをいとわず、ポイントを絞り、分かりやすく整理している。そのため自己触発など惜しくも割愛されてしまっている話題もあるが、それは別途調べればいい。カント自身の主張について言えば、さすがよく練られていると思ったものの、魂・世界(自由)・神についての議論の進め方は強引に感じた。ここは時代に合わせて自分で更新してみるべきだろうが、なかなか大変そうだ。宿題としたい。2025/12/05
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