内容説明
暴力を伴う講演妨害、教授を糾弾し罵倒……
キャンセルカルチャーやポリコレ問題の背景を知るための必読書。
全米ベストセラー、待望の邦訳!
〈内容より〉
「不快」を理由とする講演妨害が横行
言葉尻を捉えて教員を糾弾、辞職へ追い込む
大学教員の政治的多様性が低下。左に偏向
未熟で脆弱、不安・うつが多い「Z世代」
親はすべてを危険と捉え過保護に育ててきた
大学が極端な市場重視に。学生はお客様扱い
立場の異なる論者の講演に対し、破壊と暴力をともなう激しい妨害を行う学生たち。
教員の発言の言葉尻を捉えて糾弾し、辞任を求める激しいデモを展開。
さらには教授や学部長、学長までを軟禁し、暴言を浴びせる――。
アメリカの大学で吹き荒れるこれら異常事態の嵐は、Z世代の入学とともに始まった。
彼らはなぜ、そのような暴挙を振るうのか?
言論の自由・学問の自由を揺るがす現象の実態と背景、
さらには対策までを示して高く評価された全米ベストセラーがついに邦訳。
キャンセルカルチャー、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)問題を知るための必読書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
149
楽天的な『OPEN』を読んだ後に、今度は鬱になりそうな内容。日本にも加熱した受験戦争、日韓ヘイト合戦、世代間格差など似たような問題はあったけど、アメリカは悪い意味でその上を行っていた。アダルトチルドレンのような問題は日本固有なのかと思っていたらそうではなかった。言論の自由をはき違え、教員に対するつるし上げ、恫喝、脅迫を行うような暴力による犯行がアメリカで起こっている。狩猟採集民時代に必要だった本能が、理性の時代である現代の対立を激化させている。改善に兆しがあると締めくくられていることに安堵。2023/02/28
HANA
68
公演や授業の妨害、異見を捉えての吊し上げ、教職員の左への偏向。これらは文化大革命期の中国ではなく、現在のアメリカの大学で進行している事である。本書はそれらの問題点を実例豊かに考察した一冊。まず三つのエセ心理「困難な経験は人を弱くする」「常に自分の感情を信じよ」「人生は善人と悪人の闘いである」が提示され、これらが親や大学にどのような影響を与えているのかが問題とされる。そこから導き出されるのは大学だけではなく、子育てやSNSといった社会全体の問題。解決も提示されているが、流れに掉さすの無理じゃないかな。2023/01/06
ふみあき
49
近ごろ流行りの反ポリコレ本、と言っていいのか分からないが(一応、断っておくと著者の二人は米国人で民主党支持者)、異色なのは認知行動療法のメソッドから、近年のアカデミズムの病弊が分析されていること。左派が推進するインターセクショナリティに基づいた政策が、むしろトライバリズムを昂進させる。それがひいてはトクヴィルが称賛したアメリカ民主主義の美質を損ないはじめている。大量のエビデンスが参照されるが、導出される教えは「かわいい子には旅をさせよ」みたいな至極常識的なものばかり。子育て中の親としては示唆に富む内容だ。2022/12/24
りょうみや
27
今のアメリカの若者達(Z世代)がどうしてメンタルが脆弱で極端な思考に陥りがちなのかを社会的、心理学的に分析している。特に認知行動療法の立場からの観察がわかりやすい。原因はいくつか挙げられているがスマホ、特にSNSに入り浸りの生活が一番の要因だと思わざるを得ない。アメリカの大学の主題で極端な事例が多いけど、日本での子育てにもとても参考になる。章ごとにまとめがあってサクッと読むこともできる。2024/03/02
えすてい
21
「エセ真理」と「安全イズム」に毒された米大学、そこに書かれている現場はギャグかと思わされるのと同時に教員はギャグすら言えなくなった息苦しい世の中だ。著者は回復させるための希望で締め括っていたが果たして2026年現在その希望は実現できているだろうか。日本の場合、学生の政治への無関心・米より同質性が高い学生・新卒一括採用・徴兵なし・受験システムの違いと高校受験指導・ギャップイヤーが極めて未発達などで著者が主張する回復法の実践は難しいだろう。一方で某署名サイト主張もこの本の様に近づくように見えるのは気のせいか?2026/03/18
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