JAL裁判 日航123便墜落事件

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JAL裁判 日航123便墜落事件

  • 著者名:青山透子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 河出書房新社(2022/12発売)
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  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309030524

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内容説明

日航123便墜落事件から37年後の現在、真実を追求する初めての裁判闘争が幕を開けた! 〈昭和史の闇〉が凝縮する歴史的な法廷の一部始終に肉迫し、事件の真相に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

87
この本に書かれていることが事実であっても驚くことはないと思う。ロッキード事件、リクルート事件、近年では森友、加計問題、旧統一協会や政治資金など、真相を捻じ曲げて事実をなかったことにしたり、隠蔽する国だもの。この事故いや事件の真相を明らかにしてほしい。著者の本は3冊ほど積んであるのでじっくりと読んでみたい。2024/06/18

Willie the Wildcat

66
一審・二審、共に請求棄却、上告中。争点#1、公人・私人関係の定義。社会性は心情的に理解も、法に照らしてどうかの判断次第。争点#2、航空法令の位置づけと、”個人”との紐づけという感。係争中、あくまで司法制度の下で、如何に白黒決着つけるのかを注視したい。踏まえてであるが、「であろう…」、「と考えられる…」など、憶測が多い。直面する各種困難に、心情的に私なりに理解するが、ノンフィクション故に、もう少しだけ客観性のある論説が必要かなという印象。2024/06/20

読特

43
123便。コックピットの中。聞ける音声は正規のものではない。意図的な編集も疑われる。ボイスレコーダーの実物はJALという私企業の元にある。一度公文書となったものを公開せずに返却する。それだけでも不自然さを感じる。開示を求めて提訴された民事裁判。当初は2人の原告が、後に1人が取り下げる。その経緯は不透明。嫌がらせしてまで公開させない。なにかあるのは確定的。流れを変えた裁判官の交代。何かの力が働いたのか。米国の植民地化が始まったのは大戦直後からではない。弱味をもたれたその日から。敗けたのは原告だけではない。2023/04/13

tonnura007

15
日航機墜落事故時のレコーダー開示を求める裁判についての記録。 争点は、レコーダーが個人情報開示請求権もしくは運送約款に基づく信義則上の情報請求権の対象として認められるかどうか。コックピット内の情報であり個人情報というのは無理があるが、信義則上の請求権についてはよく議論すべき部分と感じる。判決では「和解しており債務は消失」とあるが、和解後に疑問点が出てきたことを鑑みると、この部分については甚だ疑問。「お金を払ったからもう終わり」という考えになっている。2024/06/03

九曜紋

13
1985年8月12日に起きた日本航空123便墜落事件を追及する青山透子の最新刊。舞台は遂に法廷へ。政治家、官僚、大企業、いわゆる政官財の傲岸と腐敗、不実。対するジャーナリストの正義、使命感、矜恃。両者の対比が鮮やかなコントラストを描きながら活写される。主な舞台が法廷だけに、難解な法律の論理構成を読む羽目になるが、かつて法学徒のひとりだった私としては、その部分も含めて多いに読み応えのある読書体験だった。今後の活動への期待をこめて、著者へエールを贈りたい。2022/12/24

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